明治安田生命J3リーグ第30節が5日に行われ、市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪U-23とFC東京U-23が対戦。この試合でF東23のMF久保建英が今季2点目となるゴールを決めた。
1日に同じくFC東京U-18に所属するMF平川怜とともに、トップチームとプロ契約を締結した16歳の久保。この日はベンチスタートだったが、0-2で迎えた62分、FWリッピ・ヴェローゾと交代でピッチに入る、すると直後の64分、F東23は小川諒也が左サイドを突破し、グラウンダーのクロスを供給。これは一旦相手DFにクリアされるも、こぼれ球に反応した久保建英が左足でシュート。クロス対応のためにGKが前に出ており、無人となっていたゴールにボールが吸い込まれた。久保はプロ選手として初出場した一戦で、早速ゴールを決めてみせた。
プロ契約の #久保建英 がアシスト!
PA手前でパスを受けた #久保建英 がDFを引き付けスルーパス。 #内田宅哉 が左足でゴール!
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【明治安田J3第30節 G大23×F東23】
— Goal Japan (@GoalJP_Official) 2017年11月5日
FC東京MF #久保建英 がプロ契約後初ゴールを決め今季2点目! #fctokyo #tokyo #U23 @fctokyoofficial pic.twitter.com/5KIBlB5HrA
なお、試合は4-3でG大23が勝利を収めている。
神奈川県出身の久保は、川崎フロンターレU-10を経て、2011年からFCバルセロナ(スペイン)の育成組織に所属した。しかし、バルセロナが18歳未満の外国籍選手の登録・獲得に関する規則違反を犯したため、国際サッカー連盟(FIFA)から処分を受けることになる。この結果、久保は18歳になるまでバルセロナの公式戦に出場することが禁じられ、2015年からFC東京U-15むさしに所属する。
翌年、FC東京U-18に昇格すると、2種登録選手としてFC東京U-23でもプレー。明治安田生命J3リーグ第28節・AC長野パルセイロ戦でデビューすると、3試合に出場した。今季は、これまでリーグ戦17試合に出場し、J3第5節・セレッソ大阪U-23戦ではゴールを決め、Jリーグ史上最年少得点記録を更新。また、JリーグYBCルヴァンカップでトップチームデビューも果たした。
ユース年代の日本代表にも、しばしば“飛び級”で選出され、今年5月に韓国で行われたFIFA U-20ワールドカップに出場。10月にインドで行われたU-17W杯にも出場し、1得点を記録した。