フランス1部ランス、新型コロナ感染で自宅隔離となっていた60歳医師が自殺

フランス1部に所属するランスの医師が、新型コロナウイルスに感染したことをきっかけに自ら命を絶つというショッキングな報道があった。

フランスの日刊新聞『パリジャン』の電子版によれば、ランスの医師を務めていたベルナルド・ゴンサレス氏（60）が5日、自宅で自殺した。同氏は新型コロナウイルスの陽性反応が出ていたために、同じく罹患していた妻とともに自宅隔離を余儀なくされていた。

ランス市のアルノー・ロビネ市長は『パリジャン』に対して、ベルナルド氏の死亡が事実と認める。「彼はCOVID-19の間接的な犠牲者だ。陽性反応が出たことで、自宅隔離となっていた。彼が自分の起こした行動について書き置きを残していたことは知っているが、その内容を把握してはいない」と語った。

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またランスも『ツイッター』の公式アカウントで、ベルナルド氏が亡くなったことを報告。その一方で同クラブのデイビット・ギヨン監督は、フランス『レキップ』に対して「会長から一報があった。この件について話すのは、とても難しい。私たちはショックを受けている。彼は書き置きを残したようだが、その内容を知っているわけではない。このことについて、私から何かを口にすることはできない」と語るにとどまっている。

ベルナルド氏は20年以上にわたってランスの医師を務めていた人物で、会長やチームから厚い信頼を寄せられていたとのことだ。