2017-12-02-kawasaki-yu kobayashi(C)Getty Images for DAZN

「どこに蹴ったらいい?」小林悠がPKをど真ん中に決めた理由は、息子の一言「真ん中」

明治安田生命J1リーグ最終節、大宮アルディージャに5-0と完勝を収め、逆転でJ1優勝に輝いた川崎フロンターレ。大宮戦でハットトリックを決めたFW小林悠が、試合を振り返った。

逆転優勝に得点王。最終節でチームと個人のタイトルを同時に獲得した小林は「もちろん得点王はうれしいですけど、チームのタイトルの方が何百倍何千倍とうれしい」と喜びを表した。

小林は、J1リーグ戦通算78得点を記録しているが、これまでハットトリックはなかった。「プロになって初めてのハットトリックをこういう場面でできたことは、すごくうれしいです」と語る小林。ハットトリックを含め、あまりに劇的な結末を「正直、出来すぎかなっていうぐらい、本当に完璧な終わり方」と表現した。

以下に続く

小林はPKの場面でゴールの隅ではなく、豪快に真ん中へ蹴り込んでハットトリックを達成。ゴール中央を狙ったのには、理由があったようだ。

「今日も家を出てくる前に、息子に『どこに蹴ったらいいか』って聞いたら『真ん中』って言ったので、止められたら息子のせいにしようと思ってたので、全然緊張しなかったです(笑)」

キャプテンとして臨み、J1リーグ戦全34試合に出場して23得点。優勝と得点王を成し遂げた小林だが「最初はキャプテンとして苦しかった」「どうしたらチームがよくなるかっていうのを考えすぎて、あんまり自分の良さが出せてなかった」と悩んだ時期があったことを明かし、以下のように続けた。

「途中からもうキャプテンの考えを放棄ぐらいの感覚になって『もう自分は点を取れば、それがチームのためになる』って整理できてからは、みんなに支えられながらゴールも決められてたし、それがチームを引っ張る自分としてのキャプテン像になったかなと思います」

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