スポーツチャンネル『DAZN(ダゾーン)』は130ものスポーツを一気に楽しめる動画配信サービスだ。しかし、DAZNの通信料金は別だ。
DAZNはインターネット経由で視聴するサービスのため、長時間視聴しているとデータ通信量が多くなり、インターネットの料金プランによっては莫大な通信料を請求されることもある。今回は、DAZNの通信量が嵩むあなたに朗報となる『データセーブ機能』について解説する。
目次
DAZNのデータセーブ機能とは?
DAZNは視聴したいけれども、データ通信量が多すぎて通信料金が高くなってしまったという人は少なくない。通信料金の増加に悩むユーザーのために2018年7月に誕生した機能が『データセーブ機能』だ。
『データセーブ機能』をONにすると、データ通信料を大幅に削減することができる。以下の手順で設定してみよう。
データセーブ機能の設定手順
- DAZNアプリを開く。
- 画面右下の「その他」を開く。
- 「データセーブ」をクリックする。
- 「3G/4G/LTEの通信量を節約」と「Wi-Fiの通信量を節約」のそれぞれをオンかオフかに設定する。
DAZNの通信量はどのくらい?
通信環境や通信回線の種類、解像度にもよるが、60分間ノンストップでDAZNの動画を視聴したとすると、データ通信量は500MB~2.5GB(=2,500MB)程度になる。
固定インターネット回線や固定インターネット回線から飛ばしたWi-Fiを使ってコンテンツを視聴しているときは問題ないものの、モバイルWi-Fiルーターなどの機器を使ってコンテンツを視聴しているときは、あっという間に通信量が通信制限に達してしまうことがある。
例えば『データ通信量無制限』を謳っているモバイルWi-Fiルーターでも、3日間のデータ通信量が10GBを超えると一定期間通信制限を受け、動画視聴が難しい状態になってしまう。DAZNを毎日2時間見るだけで通信制限にかかってしまうということもあり得るだろう。
しかし、データセーブ機能をONにしておくと、DAZNの動画コンテンツを1時間視聴しても平均450MBしかデータ通信量がかからない。1日に6時間視聴したとしても平均データ通信量は2.7GB。3日間のデータ通信量は10GBを超えないため、モバイルWi-Fiルーターの通信制限にはかかりにくくなる。
データセーブ機能で画質は変わるのか?
データ通信量をセーブするということは、画質を落とすことに他ならない。データセーブ機能をONにすると、通常以上に画質が落ちてしまうことがある。特に有線接続と比べて通信が安定しにくいWi-Fi接続では、画素が粗く見づらくなる傾向にある。ただまったく見えないことはなく、例えばサッカーの試合であれば選手やボールもはっきり分かる。
DAZNを視聴する上でのネット環境
DAZNは、Wi-Fi接続でも有線接続でも視聴することができる。スマートフォンなら3Gと4G、LTEに対応している。ところで、DAZNには、『データセーブ機能』以外にもデータ通信量を減らす方法がある。データ通信量が気になるときは、次の事柄を実施してほしい。
- インターネット回線と有線接続する。
- Wi-Fiを利用するときは、Wi-Fiルーターの近くで視聴する。
- DAZNの画質を『標準画質』に設定する。
DAZNは高画質でスポーツ動画が視聴できるサービスだ。だが、高画質なあまりデータ通信量が多くなるというデメリットもある。
データ通信量を気にせずに使える固定インターネット回線を利用したり、データセーブ機能で画質を調整したりして、通信量を多く使いすぎないようにしておこう。