スペインの目:「本田はリーガでプレーできる」

Goal.comスペイン版が、CSKAのニューヒーローをチェック
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、CSKAモスクワ所属の日本代表MF本田圭佑が強烈な輝きを放った。セビージャとのアウェーゲームに臨み、1ゴール1アシストと、チームがベスト8へと進む原動力となった。ロシアリーグ開幕戦でも決勝ゴールを決めたこの金髪のMFのプレーについて、Goal.comスペイン版のフアン・リルマンに評してもらった。

まずは率直に、本田のプレーについて聞いてみた。彼こそが、この試合でのベストプレーヤーだったという。

「本田はピッチ上で最高の選手だった。トマシュ・ネチドのすぐ近くでセカンドストライカーとしてプレーし、圭佑には多くのスペースがあった。チームメートのうまいパスを効果的に使って、彼のスピードとキックのコントロールの良さを生かしていた。本田は明らかに対面したドラグティノビッチを上回っていたし、中盤で彼を止めようとするゾコラとレナトの奮闘を、とても賢くかわしていた」

本田のプレーから、欧州で活躍する誰かを想起することはあったか聞いてみた。

「特定の誰か、という選手はいない。だが、この試合での本田は、セカンドストライカーとはピッチ上で何をしなければならないのか、という最高の模範を見せてくれた。パスはとても正確で、とても賢い知的な動きでピッチを駆け回った。それでいて攻撃的であり、ファーストストライカーのネチドに良いボールを供給し続けた。そうして実際に、美しいパスからネチドのゴールをアシストした。さらにはスペインでも最高のGKの一人であるパロップからFKを決めた。パロップの明らかなミスではあったものの、本田のキックがあまり強烈だったので、彼のミスを誘発したのだ」

CSKAへと移った後も、本田はスペイン、さらにはレアル・マドリーでプレーしたいとの目標を日本メディアに語ったことがある。では、現地のエキスパートは、彼がリーガで活躍する可能性をどう見ているのだろうか。

「今日の出来に関してだけ言うならば、本田はどこに行ってもプレーできるだろう。これがCLでのほんの2試合目だというのに、多大な才能と、とても知的なプレーを披露した。このような状況で成功を手につかむのは、簡単なことではない。それに彼がプレーしたセビージャのホームは、とてもタフな場所だ。ここでセビージャは、グループステージを2勝1分けと、無敗を続けていた。本田は今日、断固たる決意を示した。例えて言えば、中村俊輔が日本に帰る前に、エスパニョールの一員でここスペインで見せたものと、まったく反対のものだった」

では、他の欧州リーグでもレギュラーとして活躍できるだろうか。

「現段階で、『本田はこのチームでプレーすべきだ、いやこっちだ』などと議論する必要はないと思う。オランダのVVVフェンロでもよくやっていたし、成長するだけの素地があった。だからこそ、とても素晴らしく、競争力にあふれたCSKAへと移籍したのだから。彼は今のチームで自身を確立する必要がある。さらなる高みへ到達するため、そしてワールドカップで日本を輝かせるために、だ。そうなれば、何かが起こるだろう…」

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