サッカーは見た目ほど単純じゃない。
ワールドカップで輝かしい栄光を築いてきた2つの優勝国と、このグループではアウトサイダーと見られていた2つの国、立場が変わる可能性もあった。公平かどうかは別として、すでに2014年王者を下していた日本代表は、2010年王者相手に日本代表はリードを奪った。一方ではコスタリカがドイツを上回る時間もあったのだ。
最終的にはドイツがコスタリカを下したため、スペインは2位でノックアウトステージ進出。大恥をかくことはなかった。だが結局、日本に1-2と敗戦。ドイツに助けられた形でのグループ突破となっている。
誰しもが愛せずにはいられない日本と、そんな彼らを前にして昔のように無気力になってしまったスペイン。今回は、両者の一戦の勝者と敗者を紹介する。
文=ミッチェル・ウィルクス
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