名古屋グランパスは8日、元日本代表GK楢崎正剛が2018シーズン限りで現役を引退することを発表した。
楢崎は1995年に奈良育英高校から横浜フリューゲルスに入団。その後、1999年に名古屋に加入すると、2010年にはクラブ史上初となるJ1リーグ優勝を達成し、自身も同年のJリーグMVPを獲得した。日本代表としては通算79試合に出場し、4度のワールドカップを経験している。
楢崎は名古屋の公式サイトを通じて、以下のようにコメントを残した。
「2018シーズンをもって24年の選手生活を終えることになりました。新しい年になり、新シーズンへ向けてスタートを切ろうとするこの時期にこのような発表になったこと、最後にゴールマウスの前でプレーする姿をお見せできず終わってしまったことを、申し訳なく思います。横浜での4年、名古屋での20年、良いことも悪いことも全てが夢のような経験、最高のサッカー人生で後悔はありません。
2つの愛するクラブ、横浜フリューゲルスと名古屋グランパスで一緒にプレーした全ての選手、現場のスタッフ、クラブスタッフ、関係者の皆さん、また、長くプレーしてきた日本代表においてもともに闘った仲間やスタッフ、協会関係者の方々。いつも支援していただいたパートナー企業の皆さん。多くの皆さんのおかげでここまでプレーすることができました。その全ての方たちから刺激をもらい成長させてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
そして何より、新人だった頃から応援してくれたフリューゲルスサポーター、99年に移籍してきた不器用で若かった僕を受け入れ、信頼して、愛してくれた名古屋グランパスのサポーターの皆さんにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
これからはプレーヤーとしてではなく、違った形でクラブや日本のサッカーの発展のために力を尽くせていけたらと思っています。24年間多くのご声援をいただき本当にありがとうございました」
また、日本代表として長らく活躍し、晩年はいぶし銀の活躍を見せたGK川口能活、DF中澤佑二といったベテランも2018シーズン限りで現役を引退することを発表。長きに渡り日本を支えたスターたちが、相次いでユニフォームを脱ぐ決断をしている。
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