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日本人選手のプレミア移籍に影響も?イギリスのEU離脱がもたらす3つの弊害

イギリスがEU(ヨーロッパ連合)からの離脱の賛否を問う投票が23日に行われ、離脱票が多数を占めることが確実になったと『BBC』が報じた。これにより今後、イギリスは離脱に向けた手続きを進めるとみられる。

すでにポンド安が進むなど、世界経済に大きな影響を与えている今回の離脱問題――。プレミアリーグへの影響も避けられそうにない。また、(EU離脱が決定すればプレミアリーグも対策を講じる可能性が高いため、あくまでも「仮定の話」、「現行制度における話」ではあるものの)プレミアリーグへ参戦する日本人選手にも影響が出てきそうだ。

給与が減少する可能性がある

まずはポンド安の影響により、金銭面での影響が出ることは否定できない。

給料をどの通貨で受け取るか(ポンドなのか、ユーロなのか、円なのか)によって変わってくるが、仮にポンドで受け取る場合は相対的に目減りするため、選手にとっては“損”をすることになる可能性が出てくる。

現在、プレミアリーグのクラブに所属している岡崎慎司(レスター)や吉田麻也(サウサンプトン)も契約内容によっては影響を受けることになるかもしれない。

今後、海外へ渡る選手、プレミアリーグのクラブからオファーを受けた選手にとっても、ポンド安が進めば進むほど金銭面での魅力は薄れていってしまう。

選手獲得費用の増加

日本人選手に限ったことではないが、ポンド安が進むと英国外から選手を獲得するための費用は高くなり、移籍のハードルが上がる。特に日本は金融の視点から見ても“安全な国”と見られていて、円は“安全資産”とみられる傾向にある。対ポンドに対し、円高が進行しやすいと考えられる。

もしそうなれば、移籍のハードルが上がらないとも限らない。

ホーム・グロウン・ルール問題

最大の問題は外国人枠の問題だろう。プレミアリーグはいわゆる『ホーム・グロウン・ルール』を設けていて、一定の“国内産プレーヤー”をチームに含めなければならない。

仮にEU圏のプレーヤーが外国人選手扱いとなれば、ホーム・グロウン・ルールとの兼ね合いに関する問題が発生してきそうだ。そして日本人選手が“外国人扱い”となったEU圏のプレーヤーと争わなければならなくなる場合、移籍のハードルが上がると見るのが自然だろう。

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繰り返しになるが、これらはあくまでも現行制度や現在の傾向と照らしあわせた際に浮かび上がる懸念点だ。今後、制度が変わったり、金融の流れが変わる可能性は考えられる。

もっとも、世界経済を揺るがす大きな事柄だけに、何らかの影響が出てくることは間違いなさそうだ。