
成績不振で批判の八つ当たり? チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでさまざまな監督を“口撃”した。
まず標的になったのはレアル・マドリーのラファエル・ベニテス監督だ。「6カ月で世界最高のチームを壊した」とモウリーニョとともにヨーロッパチャンピオンとなった後のインテルを率いて半年で解任になったベニテスを批判した。
さらに、元レアル・マドリー監督のカルロ・アンチェロッティについては「チャンピオンズリーグの歴史で、決勝において3-0から敗北したクラブと監督は1つだけ」と述べた。アンチェロッティはミランを率いていた2014-15シーズンのチャンピオンズリーグの決勝でリヴァプール相手に3-0から同点にされ、PK戦の末に敗北したからだ。
そして、バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督については「もし自分のやっていることを愛しているのなら、はげたりはしない。しかしペップは、はげている」と発言。また、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督やレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督らの批判も展開した。
不振が続くチェルシーに関して質問されると、こちらは真っ当な回答。「最近の結果はとても良くない。なるべく早く解決策を見いだせるように働き、戦っていくことを約束する」と語り、チームの軌道修正を誓った。
自身に批判が向けられる中で、他の有力監督たちの批判を行ったモウリーニョ。これらの言動は凶と出るのか吉と出るのか。今後のチェルシーでの戦いに注目だ。