アネルカ、差別的ジェスチャーで5試合の出場停止

8万ポンドの罰金処分も
イングランドサッカー協会(FA)は27日、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)FWニコラ・アネルカに5試合の出場停止処分を科すと発表した。

アネルカは12月28日に行われたプレミアリーグ第19節のウェスト・ハム戦で、得点を決めた際に「ケネル」と言われる反ユダヤ主義とみなされるジェスチャーをし、議論を呼んだ。

アネルカは「ケネル」が友人であるフランスのコメディアン、デュードネ氏へのオマージュだとして、差別意図はないと主張。だが、ユダヤ系の人々を中心に批判の声が上がり、ユダヤ系ビジネスマンが共同オーナーを務める会社が、WBAのスポンサー撤退を決める事態にまでなっている。

FAは27日、アネルカに差別的な意図はなかったとしながらも、ジェスチャーそのものは「倫理・人種・宗教的に関連して侮辱的・不適切」だったとして、5試合の出場停止と8万ポンドの罰金を科すことに決定した。また、アネルカはFAの2日間の必須コースを修了しなければいけない。

これを受け、WBAは同日、FAにおける処分手続きとクラブ内部での調査が終わるまで、アネルカを停止処分にしたことを発表。クラブは、FAがアネルカに差別意図がなかったとしたことに触れつつ、同選手の行動が「特にユダヤ系コミュニティー対し、クラブの評価を損ないかねないものだったことも無視できない」としている。

アネルカは通知を受けてから7日間、異議を申し立てることができる。