レアル・マドリー、アンチェロッティ監督の解任を発表

レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が25日に記者会見を開き、カルロ・アンチェロッティ監督(55)の解任を発表した。

レアル・マドリーの首脳陣は同日午後に本拠地サンティアゴ・ベルナベウで会議を開き、アンチェロッティ監督の解任を承認。その後ペレス会長が同スタジアムで記者会見に臨み、その旨を発表する運びとなった。

アンチェロッティ監督は2013-14シーズンにジョゼ・モウリーニョ現チェルシー監督の後任としてレアル・マドリー指揮官に就任。同シーズンにはコパ・デル・レイ優勝のほか、クラブが切望していた10度目のチャンピオンズリーグ優勝に導いている。また今季前半戦にはUEFAスーパーカップ&クラブ・ワールドカップ優勝や、サッカー史上3位の記録となる公式戦22連勝を達成するなどして、クラブ史上最高のチームとなる可能性も報じられた。

しかしアンチェロッティ監督率いるチームは、負傷者が相次いだ今年1月以降から急激に失速する。コパ・デル・レイ5回戦でアトレティコ・マドリーに敗れると、チャンピオンズリーグでは準決勝でユヴェントス相手に敗退。リーガエスパニョーラでもバルセロナの優勝を許して、主要タイトルを獲得できずにシーズンを終えた。なお今季勝率は12月までが85%(28試合24勝)だったのに対して、1月以降は58%(29試合17勝)まで落ち込んでいる。

レアル・マドリーでは21世紀に入って以降、リーガ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグの主要タイトルを獲得できずに解任を免れた監督は皆無となっているが、ペレス会長は選手やファンがアンチェロッティ監督続投を願ったにもかかわらず、その慣例に従った模様。2000~2006年に第一次政権を敷き、2009年から第二次政権をスタートさせたペレス会長にとって、アンチェロッティ監督は12年間で別れを告げた9人目の指揮官となった。

アンチェロッティ監督の後任だが、スペイン『アス』によれば選手時代にレアル・マドリーの下部組織に在籍し、Bチームを率いた経歴も持つナポリのラファエル・ベニテス監督が最有力候補のようだ。ベニテス監督に次ぐ候補は、セビージャを率いるウナイ・エメリ監督と見られている。