プラティニ、バロンドールの選考方法に不満

UEFAで新たな賞を設立すると明言
ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長が11日、旧来のバロンドール精神を受け継いだヨーロッパ年間最優秀選手賞をUEFAが創立するとスペイン『ムンド・デポルティボ』に対して語った。

同賞は初期のバロンドールと同じく、UEFA加盟各国協会の代表者による投票で決められる。その代表者はジャーナリスト、UEFA所属の指導者などで構成されるようだ。プラティニの右腕であるUEFA広報部長のウィリアム・ガイラルドは同賞の設立プロジェクトチームのリーダーとして準備を進めている。

今回のFIFAバロンドールについてプラティニは「メッシは間違いなく最高の選手だが、私はシャビかイニエスタに受賞させたかった。“ロス・バヒートス”(小人たち)のプレーはそれほど素晴らしかった」とリオネル・メッシの受賞に不満を示した。

逆にヨーロッパクラブ連盟(ECA)会長のカール・ハインツ・ルンメニゲは「私はメッシが受賞して良かったと思っている。彼は率直に最高の選手だ。ワールドカップ(W杯)でアルゼンチン代表が良くなかったことなど考慮すべきではない。彼は良いプレーをしていた。ドイツに大敗したのは彼の責任ではない」との考えを示した。

だがプラティニは「W杯のある年はW杯での活躍を評価するべきだ」と主張し、「そのことは親しい友人であるジョゼ・モウリーニョにも話した。インテルの3冠達成は非常に重要な出来事だが、(スペイン代表のビセンテ・)デル・ボスケはW杯を制し、ヨアヒム・レーブはドイツを躍進させた」とデル・ボスケ監督こそ最優秀監督に選ばれるべきだったと意見した。

またプラティニは、バルセロナのジョセップ・グアルディオラ監督についても賞賛の言葉を贈っている。

「ペップとも素晴らしい関係を持っている。彼には最優秀監督にノミネートされたことではなく、バルサの美しいサッカーを実現したことを今一度祝福した。フットボールが好きな人間なら誰でも、今のバルサのプレーを見るのは好きなはずだ。彼らはまるで一つの素晴らしい音楽をつくり出すために協力し合うオーケストラのようだ。5-0で勝利したマドリー戦はこれまで私が見てきた中でも最高の一戦の一つだった。いつまでも試合が終わらないでほしいと思ったよ。あれは信じら得ないスペクタクルだった」

ちなみにプラティニは、自身の書斎にシャビ・エルナンデスがW杯決勝で着用したユニフォームを飾っている。それほどシャビがお気に入りの選手なのだ。

「私は、まだ彼があまり注目されていなかった頃からずっとシャビを追ってきた。それは秘密でも何でもない。シャビもそのことを知っている。イニエスタもそうだが、彼らとは幸運にもヨーロッパの大会でバルサが優勝し、トロフィーを渡す際に話す機会があった」