なぜ? ハルケのプリントTシャツに罰金

エスパニョール側は上訴する構え
スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会が、エスパニョールFWホセ・カジェホンに3000ユーロの罰金を科した。スペイン『マルカ』が報じている。

カジェホンは18日のリーガエスパニョーラ第3節、ホームでのアルメリア戦(1-0)でゴールを決めた直後に、2009年8月に死去したチームメートのDFダニ・ハルケの顔がプリントされたTシャツを披露していた。競技委員会はカジェホンの行為が、規律条項第91条の「選手がゴールを決めるなどした状況で、ユニフォームをめくって広告、スローガン、デザイン画などを披露した場合、2000~3000ユーロの罰金を科す」に該当すると判断した。

競技委員会の決定に対し、エスパニョールとカジェホンは上訴する構えを見せている。カジェホンは「審判は一貫性を持たなければいけない。ハルケは、この世からいなくなってしまった僕たちのチームメートだ。彼の顔がプリントされたTシャツを見せることが、誰かの被害になるわけがない。世界中のフットボールがハルケに対し、何かしらの思いを抱えている。本当に悲しい決定だ」とコメントし、競技委員会への不満を表した。

さらにカジェホンは、南アフリカ・ワールドカップ決勝戦スペイン対オランダ(1-0)で、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが決勝ゴール直後にハルケへのメッセージを披露したことを引き合いに出し、「彼がゴールを決めた後、世界中の人々がTシャツに書かれていたメッセージを見た。だけど彼に罰金は科されなかった」と話している。

なお、選手がユニフォームをめくって何らかのアピールをした事例は、昨季のリーガでも幾度があった。レアル・マドリーMFクリティアーノ・ロナウドは、ポルトガルの故郷マデイラ諸島が豪雨の被害を受けた際に“マデイラ”と書かれたTシャツを披露。昨季サラゴサに在籍していた現モンテレーFWウンベルト・スアソは、大地震に遭った母国チリに向けて“頑張れチリ”というメッセージを発信していた。競技委員会は昨季、両選手に対して罰金を科していない。