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ブラジル、PK戦の末にチリを下す 死闘を乗り越えてベスト8へ

28日に行われたワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、ブラジル対チリの一戦は、1-1で延長を含めた120分を終え、PK戦の末にブラジルがベスト8進出を決めた。

グループAを首位通過したブラジルは、前の試合で途中出場したフェルナンジーニョが、パウリーニョに代わって先発。一方、グループBを2位通過したチリは、ビダルがスタメンに復帰した。

ホスト国ブラジルと、グループステージで見事な戦いぶりを見せてきたチリの対戦とあって、試合は立ち上がりから激しくぶつかり合う場面も。速いリズムでゲームが進む。

ブラジルは13分、フッキがネイマールとのワンツーからペナルティーエリア内で倒れるが、PKの笛は鳴らず。だが18分、ネイマールのCKにT・シウバが頭で合わせると、このボールをゴール前のD・ルイスが押し込み、ブラジルが先制した。

だが、ビハインドを背負ったチリも反撃。32分にブラジルのミスを突いて試合を振り出しに戻す。高い位置での相手スローイン、戻しのボールをバルガスが素早くインターセプト。ダイレクトでペナルティーエリア内へ入れると、これを受けたアレクシスが冷静にシュートを流し込んだ。

1-1となり、試合はさらに激しさを増す。追いつかれたブラジルは、36分にオスカルのクロスからネイマールがヘッドで狙うが、ボールは相手DFに当たって枠外へ。3分後にも、中盤からのフィードを受けたネイマールがチャンスをつくるが、ドリブル突破は阻まれ、こぼれ球を狙ったフレッジのシュートも枠をとらえない。

一方で、チリも一瞬の隙を突いて追加点を狙う。42分にビダルのボレーでブラジルに冷や汗をかかせると、アディショナルタイムには高い位置で奪ってチャンスメーク。アレクシスのパスからアランギスが惜しい場面を迎えるが、ブラジル守備陣の懸命なブロックに阻止された。

後半、ブラジルは55分に勝ち越したかに思われた。左クロスを受けたフッキがひざで押し込むが、ハンドの判定で得点は認められない。一方で、64分にはビダルとイスラのワンツーで左サイドを崩され、最後はアランギスの決定機とされるが、GKジュリオ・セーザルのビッグセーブでしのぐ。

思うように形がつくれないながらも、決定機をつくったブラジルだが、決めることができない。74分のチャンスはジョーが合わせきれず。81分にD・アウベスのクロスからネイマールが頭で、83分にはフッキが単独でのドリブル突破から右足で狙ったが、それぞれGKブラーボに阻まれる。

結局、試合は1-1のまま大会初の延長戦へと突入。疲労の影響も濃い中、ブラジルは103分にフッキが切り込んで左足の強烈ミドルを放つが、ブラーボの壁を破れない。

スコラーリ監督は延長後半からオスカルを下げ、ウィリアンを投入。一方、チリは107分に闘将メデルが足を痛め、無念の離脱。ロハスとの交代を余儀なくされる。

ブラジルは攻めこむものの、チャンスをつくれない。必死で守るチリは、120分に大チャンス。ピニージャがペナルティーアークからシュートを放つが、クロスバーに嫌われてしまう。勝負はPK戦へと突入した。

運命のPK戦、ブラジルは1人目のD・ルイスが決めると、J・セーザルがピニージャをストップ。続く2人目のウィリアンが外してしまうが、J・セーザルが再びアレクシスも止める。

4人目のフッキがブラーボに止められ、一度は追いつかれたブラジルだったが、5人目のネイマールが確実に決めると、チリ最後のヤラのPKがポストに嫌われて勝利。ギリギリでベスト8進出となった。ブラジルは準々決勝で、これから行われるコロンビア対ウルグアイの勝者と対戦する。