日本、力及ばず コロンビアに4失点大敗でW杯を終える

一旦は岡崎のゴールで追いつくも…
24日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)・グループC最終節、日本対コロンビアの一戦は4-1でコロンビアの勝利に終わった。この結果、日本はグループステージ最下位で大会を終えることになった。

決勝トーナメント進出のため、この試合に勝った上でギリシャ対コートジボワールの結果に頼るしかない日本。ザッケローニ監督はW杯初出場となる青山を先発に起用して長谷部と組ませ、前線は香川が先発に復帰。大迫が外れ、大久保が1トップに入る形となった。

一方、2連勝ですでに決勝トーナメント進出を決めているコロンビアは前節から先発を8人変更。トーナメントを見据えての布陣となった。

序盤はコロンビアがボールを持つが、日本は集中して対応。ボールを奪うと青山や長谷部から縦に速いボールでゴールに向かう積極性を感じさせた。

9分にはその意識がチャンスにつながりかける。長谷部からの絶妙な縦パスを大久保がエリア内で収め、反転からシュートを放ったところに岡崎も飛び込んだが、混戦の中でクリアされる結果に終わった。

徐々にボールを持ち始めた日本は、ゴールへの積極的な姿勢が目立つ。内田、長谷部らが立て続けにミドルを放つなど、先制点を狙う強い意志が感じられていた。

だが、良い形で試合に入れたかに思えた矢先に、コロンビアの速い攻撃から先制点を奪われてしまう。エリア内に抜け出したラモスに対して今野がスライディングで対応したが、これがPKの判定。クアドラードが確実に蹴り込んでコロンビアが1-0とリードを奪った。

痛恨の先制点を奪われた日本は、その後も同点ゴールを狙ってコロンビア陣内で試合を進める。26分には大久保が頭で落としたボールを香川が持ち込んでシュートを放ったが、これはGKオスピナのセーブに阻まれた。

32分にはCKからの流れで前線に残っていた吉田が粘って良い位置でFKを獲得。本田が狙ったシュートは良いコースを突いたかに見えたが、わずかに右ポストの外にそれた。

36分には青山からの縦パスを岡崎が落とし、大久保から右サイドの内田へ。最後は内田のクロスに大久保がオーバーヘッドで合わせたが枠を捉えられない。40分には青山が持ち上がり、大久保がドリブルで仕掛け、最後は香川のシュートがブロックに遭う。立て続けにゴールに迫る日本だが、ゴールは生まれないもどかしい時間が続く。

PK以外にも何度か危険な形でエリア内に持ち込んで日本をヒヤリとさせていたコロンビアは、42分に追加点の大きなチャンスを逃す。アリアスの突破から、右サイドに抜け出したラモスの折り返しをJ・マルティネスがシュートしたが、これは枠を捉えず日本は助けられた。

そのまま前半を終えることになるかと思われたが、最後まで攻撃姿勢を捨てなかった日本は、前半ラストプレーで大きな同点ゴールを奪うことに成功する。長谷部のボールロストから一旦危ない形を迎えたが、奪ったボールから本田が右サイドに持ち上がると、ニアへのクロスに岡崎が飛び込む。倒れ込みながら頭で合わせたボールがゴール右隅に収まり、試合を1-1の振り出しに戻して前半を終えた。

コロンビアは後半開始から2人の選手を交代。2試合連続ゴール中のJ・ロドリゲスが攻撃を活性化させ、日本ゴールを脅かす。50分にはJ・ロドリゲスが良い形でシュートに持ち込んだが、青山が触って事なきを得た。

この時間帯をしのぎたかった日本だが、コロンビアの勢いに押し切られてしまう。アリアスの突破からエリア内でパスを受けたJ・ロドリゲスがマークを引きつけると、左でフリーになっていたJ・マルティネスがパスを受けて川島を破った。スコアは再びコロンビアの1点リードとなる。

少なくとも2点が必要となった日本はすぐさま反撃に転じ、58分には長谷部のパスを受けた香川が中央からシュートに持ち込む。その直後には長友が左サイドを突破してのクロスがGKの伸ばした手の上を越えたが、飛び込んだ大久保にアルメロが競り合ってシュートを打たせなかった。

64分には遠目の位置から本田のFKが枠を捉えたが、これはオスピナがセーブ。さらに右サイドの崩しから、岡崎に当ててリターンを受けた内田の速いクロスに大久保が飛び込んだが、枠を捉えることはできない。

まずは同点ゴールを狙って猛攻を仕掛ける日本。ザッケローニ監督は青山を山口に代えたのに続いて、69分には岡崎を下げて柿谷を1トップに入れる。コロンビアのカウンターを受けるリスクを背負いながらも攻撃に意識を集中させる日本は、今野や長友がシュートに持ち込むが、いずれもオスピナの正面を突く。

たびたび良い形をつくることはできていた日本だが、リスクは実らず、カウンターからコロンビアに決定的な3点目を奪われてしまう。J・ロドリゲスのパスで抜け出したJ・マルティネスが落ち着いた切り返しで内田をかわし、左足シュートを決めて3-1とした。

勝利を確信したコロンビアは、W杯最年長出場記録となるGKモンドラゴンを投入。コロンビアサポーターの多い観客席は大いに沸き上がる。一方の日本はW杯初出場の清武を入れて最後のチャンスに懸ける。

最後はJ・ロドリゲスが格の違いを見せつけ、一人で持ち込んで巧みなフェイントで吉田をかわすと、浮き球で川島を破って4点目。攻撃姿勢は見せたが最終的に完敗に終わった日本は、勝ち点1の最下位でグループCを終えることになった。