14日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)・グループC第1節、コロンビア対ギリシャの一戦は、3ー0でコロンビアが勝利した。
日本もいるグループCがついにスタート。グループトップの実力があると目されるコロンビアの攻撃を、堅守ギリシャがどこまで耐えるかが注目された。
しかし、いきなり試合が動き、ゲームの流れは大きく変わる。
立ち上がりはギリシャが引いて、コロンビアが攻める予想どおりの展開。しかし、スコアが動くのが早かった。5分、右からクアドラードがクロスを入れるとアルメロが右足で決めてコロンビアが先制する。
これにより、コロンビアはしっかり守る戦術を選ぶ。ギリシャの攻撃で最も怖いのはカウンター。これに対するリスクを極力減らし、カウンターで追加点を狙うスタイルになった。ギリシャにボールを持たせ、本来相手がやるはずだったことをコロンビアがやる。
ギリシャは前半の終盤、アルメロの裏のスペースをつきかけるが、うまく攻めきれない。
1点差で折り返すと、後半に入ってコロンビアがリードを広げた。58分、CKからグディエレスが決めて、2ー0とする。
57分にフェトファツィディスを入れて反撃に出ようとしていたギリシャにとっては、あまりに痛い失点だった。
ギリシャは63分、左右の揺さぶりで見事に崩して決定機をつくったが、ゲカスがフリーのヘディングをクロスバーに当ててしまい、反撃ののろしはあがらない。
その後はさらに守備的になったコロンビアを崩すことができず、ボールを持ってもゴール前に侵入することはできない。
アディショナルタイムにはハメス・ロドリゲスがトドメのゴールを挙げて、試合は3ー0で終了。コロンビアが順当に白星発進を飾り、2戦目で日本と当たるギリシャは追い込まれた。