日本、ザンビアを4ー3で下してW杯へ

課題も収穫も
日本代表は6日(日本時間7日)、アメリカ・タンパで行われた国際親善試合でザンビア代表と対戦し、4ー3で勝利した。

ブラジル・ワールドカップ(W杯)前最後の強化試合となるザンビア戦。日本はゴールマウスを西川に託し、吉田のパートナーには今野を選択した。ワントップには大迫ではなく柿谷を起用。ふくらはぎの状態が気になる長友も先発に入った。

2012年にアフリカネーションズカップを制したザンビアを仮想コートジボワールと見立てて良い収穫がほしい日本は、立ち上がりにアグレッシブな守備を見せる。岡崎を中心に激しいプレスをかけて、守備からリズムをつかみにいく。

しかし、相手を乱すことができずにザンビアがボールを回し始めると、9分に早くも先制を許す。中央に引きつけられてフリーとなった左からクロスを入れられると、クリストファー・カトンゴに頭で押し込まれ、日本は1点を追う展開になった。

なかなか前線にボールが収まらない日本。15分には柿谷が裏に抜け出しかけたが、DFに対応された。16分には、長友が遠い位置から狙い、ようやく日本にとってこの試合初のシュートとなった。

だが、良い流れになりかけたところで、アクシデントが発生する。ゴール前に入ったロングボールを岡崎がヘディングでとらえようとしたところ、相手GKが飛び込んできて激しく接触。岡崎が流血するなどしたため、5分ほどプレーが止まる。

この中断で日本のリズムも途切れてしまい、リスタートした試合は再びザンビアペースに。28分には追加点を奪われてしまう。

ザンビアは右からのCKを得ると、ペナルティーエリア右へのショートパスを選択…したように見せかけて1人がスルー。狙いどおりの形で日本の守備を乱したザンビアは、ペナルティーアークからシンカラが右足で決めて、2点差とした。

さらに苦しくなった日本は、35分にようやくこの日2本目のシュート。長友の仕掛けから横パスを受けた遠藤がロングシュートを狙う。これはクロスバーを越えたが、チームにメッセージを発した。

すると39分、香川がペナルティーエリア右でボールを持ってクロスを上げ、相手のハンドを誘う。これで得たPKを本田が決めて、1点差としてハーフタイムを迎えた。

日本は後半のスタート時に柿谷を下げて大久保を投入。大久保はそのままワントップを務め、積極的に入る。

しかし、同点弾は生まれずにいると、ザッケローニ監督は60分に2枚代え。岡崎と今野が下がり、大迫と森重が入った。これに伴い、大久保が右へ移る。

その直後、本田はペナルティーエリア手前で前を向く場面をつくり、左足でミドルシュートを狙ったがDFにブロックされる。

なかなか守備を崩せずにいた日本だが、74分に同点とした。左サイドでボールを持った香川が中へ切り込み、ペナルティーエリア左手前から低めのボールを中央の大久保に送った。このボールには誰も触れず流れると、そのままゴール右隅に決まって2ー2になる。

すると、その直後にきれいなゴールが決まった。ペナルティーエリア右でボールを持った森重が華麗なターンで縦に突破すると、グラウンダーのクロスにフリーの本田が合わせて3ー2。ついに逆転する。

しかし、逃げ切れない。90分、ルバンボ・ムソンダが遠めの位置から狙うと、DFをかすめたボールがゴールに吸い込まれ、土壇場で3ー3となった。

それでも、日本は最後に勝ち越す。3ー3になった直後に投入された青山がセンターサークルから前線にロングボールを送ると、ペナルティーエリアの大久保が最高のファーストタッチ。すぐさま振り抜いた左足のシュートが、日本の4点目になった。

これでW杯前の強化試合は終了。課題も収穫もあったザンビア戦を本番に生かしてほしいところだ。