ブラジルがウルグアイ撃破、勝負強さ見せ決勝進出

ネイマールが2得点演出
コンフェデレーションズカップ準決勝のブラジル対ウルグアイ戦が26日行われ、2-1で勝利したブラジルが決勝へと進んだ。

自国開催の大会でグループリーグ3連勝と順調な戦いを見せてきたブラジルは、3戦連続ゴール中のFWネイマールなどベストの布陣で準決勝に臨む。ウルグアイはL・スアレス、カバーニ、フォルランの強力3トップでブラジルを脅かそうと試みた。

序盤はさほど積極的に仕掛けず、ボールを回してチャンスをうかがっていたブラジルだが、ペースを上げられないうちに不用意なプレーから決定的なピンチを迎えてしまう。13分、CKからの競り合いの中でD・ルイスがルガーノのユニフォームをつかんで倒してしまい、PKの判定。絶好のチャンスを迎えたウルグアイだが、ゴール右隅を狙ったフォルランのシュートをJ・セーザルが見事にセーブし、先制点は許さなかった。

何とか苦境を脱したブラジルはその後ボール支配を強め、ウルグアイがカウンターのチャンスをうかがうという構図がより明確になるが、なかなか隙を見せないウルグアイ守備陣に対してブラジルは決定的な形をつくり出すことができない。

ようやく17分にオスカルがチームの初シュート。28分にはフッキが右サイドから中央へ持ち込み、狭いエリアでのワンツーからダイレクトで左足シュートを放ったが枠を外れた。37分にはマルセロが強引に縦に持ち込んでの低いクロスにフレッジが合わせたが、これも枠を捉えられず。

ここまで3試合はいずれも前半に先制点を奪ってきたブラジル。今回はウルグアイの好守に阻まれ、無得点で後半に仕切り直しということになるかと思われたが、停滞を打破したのはそれまで見せ場のなかったエースのワンプレーだった。

ネイマールが難しいロングボールを胸で巧みにトラップしてゴール前に抜け出すと、シュートはムスレラに弾かれたが、ゴール前にこぼれたボールにフレッジが反応。カバーに入る守備陣の位置を見ながら右足アウトサイドで冷静に蹴り込み、ブラジルが先制点を奪って前半を折り返した。

アウェーで1点を追う苦しい展開となったウルグアイ。早めに追いついておきたいところだったが、その機会は後半開始からわずか3分で訪れた。

細かいパスワークで中央を崩していくウルグアイに対し、ブラジル守備陣は何度かあったクリアのチャンスを逃し、最後はT・シウバがマルセロにつなごうとしたボールをカットしたカバーニがそのままシュート。J・セーザルの左を抜けたボールがネットに転がり込んだ。

振り出しに戻った試合は再び停滞。両チームともにチャンスをつくりきれない展開を変えるため先に動いたのはブラジルだった。64分、フッキに代えてベルナールを投入。地元アトレチコ・ミネイロ所属の期待の新星の登場に観客席は大きく沸き立った。

66分にはそのベルナールが見せ場をつくる。右サイドでボールを引き出すと、右足クロスと見せかけてDFのタイミングを外し、最終ラインの手前でフリーになっていたフレッジへ。フレッジのボレーは大きくクロスバーを越えた。69分には左サイドでベルナール、オスカルとつないで最後はネイマールがシュートに持ち込んだが、これはムスレラのセーブに阻まれた。

選手交代で一旦は攻撃を活性化させたかに見えたブラジルだが、その後はまたバランスを取り戻したウルグアイの壁を破れず。延長戦も見え始めた86分、勝利への気持ちの強さを見せつける決定的なゴールが生まれた。

左CKからネイマールの上げたボールに、ファーポストで合わせたのはパウリーニョ。高い打点からヘディングを叩き込み、観客席とピッチ上を歓喜の渦に巻き込んだ。

最後まで諦めないウルグアイは、アディショナルタイムのCKにGKムスレラまで上げて同点ゴールを狙ったが叶わず。2-1で南米対決を制した開催国ブラジルが見事決勝進出を果たした。