22日、オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデルのガラタサライ移籍が正式に発表された。すでに移籍が決まっていた同選手は、22日に2016年6月までの3年半契約を結んでいる。
ガラタサライの発表によると、インテルへの移籍金は750万ユーロ。スナイデルには契約料として390万ユーロが支払われる。同選手のサラリーは、今季終了までが200万ユーロ。来季からは320万ユーロとなるそうだ。だが、出場給として1試合2万5000ユーロも手にするという。ほかにも、100試合出場時などのボーナスもあるそうだ。
22日に記者会見に臨んだスナイデルは、次のように満足感を表している。
「空港にたくさんのファンが来てくれたとき、すごく誇りに思った。今日もたくさんの人がメディカルチェックに来てくれたね。このスタジアムでプレーするのは素晴らしいことだ。準備はできている。明日、最初の練習だ。幸せだよ」
移籍については、かつての指揮官たちの助言もあったという。
「決める前に(ジョゼ・)モウリーニョ監督に連絡した。僕のキャリアにおいて大事な人だからだ。彼はここに来るようにアドバイスしてくれた。ルイス・ファン・ハール監督にも連絡したよ。2人ともガラタサライのオファーを受けるように言ってくれた」
「常にベストの選択をする必要がある。そして僕は、それをしたと分かっている。僕にとって、ガラタサライはトップクラブの一つだ。僕らはまだチャンピオンズリーグで勝ち残っている。さらに良くなるための助けになりたい。決断は簡単だった。ほかにもオファーはたくさんあったけど、ガラタサライが最初だったんだ」
スナイデルは古巣インテルについても触れた。2010年の3冠達成から、インテルでは多くのことが変わったと話している。
「インテルとは問題があった。この問題を先に片付けたかったんだ。(マッシモ・)モラッティ会長とは良い関係にある。すべてに勝つと、それを繰り返すのは難しい。不可能とは言わないまでも、難しいんだ。あれがベストシーズンだった。でも、それからはとても難しい時期があったんだ。インテルではたくさんのことが変わったからね」
「選手も、そして何より監督もたくさん変わった。僕は異なるポジションでプレーし始めた。簡単じゃなかったよ。個人的にも、チームとしてもね。僕がうまくプレーするには、すべてがうまくいかなければいけない。インテルでは難しい状況になっていたんだ」