ACL出場クラブ紹介:北京国安(中国) 広島と同組

2012年中国スーパーリーグ3位
昨年の中国スーパーリーグ(CSL)3位でACL出場権を獲得した北京国安は、グループステージで日本のサンフレッチェ広島、韓国の浦項スティーラーズ、ウズベキスタンのブニョドコルと対戦する。初戦は浦項とアウェーで対戦し、0-0のドローに終わった。

■ チームプロフィール&ACLヒストリー

北京国安はある種独特な中国のクラブだ。完全なプロチームになってからも、投資会社の中信国安グループに由来する「国安」の名を変えてはいない。2009年にはイ・チャンス監督と洪元硯監督に率いられてCSLで初優勝。中国屈指の強豪クラブとして、08年以来ほぼ毎年ACLに出場しているが、10年にベスト16へ進んだのがこれまで最高の成績だ。新シーズンを前にクラブはポルトガル人のジャイメ・パシェコ監督を解任し、中盤のスター選手だった徐亮を放出。アレクサンダル・スタノイェビッチ新監督にとっては厳しいシーズンとなるかもしれない。

■ 監督
セルビア人監督は中国で成功を収めることが多い。39歳のアレクサンダル・スタノイェビッチは今年はじめに北京国安の監督に任命された。母国のパルチザンを率いた経験もある彼は、2012年に中国に渡り、大連阿爾濱をCSL昇格1年目での5位という成績に導いた。大連阿爾濱が大連実徳と合併したこともあってスタノイェビッチはそこでの仕事を断念し、すぐに北京国安に迎え入れられることになった。

■ 戦術
4-2-3-1が基本フォーメーションとなる。状態が良ければ、北京国安はどんな相手とでも渡り合えるチームだ。世界的に有名なストライカーのフレディー・カヌーテはアジアの舞台でもスターとなることができるだろう。だが北京にとっての大きな問題は、メンバーの平均年齢が中国やアジアのどのチームと比べても高いことだ。DF徐雲龍や周挺、ドイツでのプレー経験が豊富なMF邵佳一、それにカヌーテはいずれも30歳を超えており、コンスタントにはプレーできない可能性もある。

■ キープレーヤー
アフリカ年間最優秀選手に輝いたこともあるカヌーテが北京国安に加入したのは昨年の夏。青島中能を6-0で下した中国FAカップの試合で初ゴールを含む2得点を記録した。しかしリーグ戦ではケガに苦しみ、10試合に出場してわずか1ゴール。35歳となって迎える2013年は、かつてセビージャで見せたような活躍の再現が期待されている。193cmの長身を生かしてエリア内での空中戦を支配する彼の存在は試合の要所で利いてくるだろう。

■ ホームスタジアム
本拠地の「北京工人体育場」は最大66161人を収容する巨大スタジアム。CSLやACLの重要な試合ではチケットは完売し、観客席はチームカラーの緑に染まる。北京ではサッカー観戦は流行の趣味となっている。

■ 予想
まずはグループを突破してベスト16へ進むことが目標となる。

■ 試合日程
2月27日 浦項スティーラーズ対北京国安
3月13日 北京国安対広島
4月2日 ブニョドコル対北京国安
4月10日 北京国安対ブニョドコル
4月23日 北京国安対浦項スティーラーズ
4月30日 広島対北京国安