FC東京、J2決戦制して天皇杯初優勝!

京都が先制もルーカス2発などで逆転勝利
元日に行われた天皇杯決勝、京都対FC東京の一戦は、4-2でFC東京が勝利した。史上初となるJ2同士の決戦を制したFC東京が、初の優勝を手にしている。

立ち上がりはFC東京の一方的なペース。わずか46秒、ルーカスの強烈なミドルが京都GK水谷を襲うと、3分には右サイドの石川がスピードを生かして突破。シュートは水谷に阻まれたが、6分にも石川のクロスがチャンスとなるなど、京都を攻め立てる。

だが、先制したのは京都だった。13分、ドゥトラが得意のドリブルを仕掛けると、これはDF2人に挟まれてつぶされたものの、ボールはフリーの中山の元へ。飛び出したGK権田の脇を抜けるループシュートで、押されていた京都がリードを奪った。

しかし、FC東京はすぐに試合を振り出しに戻す。15分、シュートコーナーから石川が好クロスを上げると、飛び込んできた今野が頭でネットを揺らした。両キャプテンにゴールが生まれた試合は、ここから一進一退の展開となる。

こう着状態を破ったのは、FC東京だった。36分、好位置からのFKから、森重が見事なミドルシュートを叩き込む。これで勢いに乗ったFC東京は、前線にさらなるリズムが生まれる。42分には中盤の競り合いからルーズボールになると、ルーカスがスピードを生かしてそのまま持ち込み、貴重な3点目を奪った。

2点のビハインドを背負った京都は、後半立ち上がりにもルーカスにチャンスを許したが、石川に届けばゴールという場面を何とかしのぐ。大木監督は54分に久保、その4分後に駒井を投入し、流れを変えようとするが、65分の中山のアクロバティックなシュートもバーの上へ。1点を返すことができない。

すると67分、FC東京に決定的な4点目が生まれる。カウンターから左サイドの椋原が中へ折り返すと、ダイアゴナルランでカットインしてきたルーカスがDFをかわし、飛び出した水谷の脇を抜くシュートでネットを揺らした。

諦めない京都は70分、チョンが左足で見事なFKを放つが、これは権田に弾かれてしまう。だが、これで得たCKのボールを、途中出場の久保が頭で叩き込んで2点差へと詰め寄った。

しかし、FC東京はこれ以上の失点を許さない。3分間のロスタイムもしのぎ、初の決勝進出で優勝を果たした。J2制覇とJ1昇格に加え、アジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得と、今季限りで退任する大熊監督が見事、有終の美を飾った。