Goal.com50:アントニオ・ディ・ナターレ(25位)

若きチームをCLへと導く
Goal.com50へようこそ! 今回は25位の発表です。

29得点を挙げた2009-10シーズンを越えて、アントニオ・ディ・ナターレは10-11シーズンでさらにステップを踏み出した。前シーズンの得点数には届かなかったものの、重ねた28得点はウディネーゼがチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフに進出する原動力となった。

若く爆発力があるチームの攻撃的なプレーには、ヨーロッパ中から称賛の声が寄せられていた。だが、この影響力の大きいキャプテンの存在なくしては、セリエAでの4位という好成績にはたどり着けなかったはずだ。
「仕事をする上でのマナー、プロフェッショナリズムにおいて、アントニオ・ディ・ナターレはすべての選手の模範である」

― フランチェスコ・グイドリン


個人的にはそれなりの活躍をしながら、イタリア代表としての悲惨なワールドカップ(W杯)から戻った背番号10は、さらなる苦しみに追い討ちされた。セリエAの開幕4試合を落とすという、散々なスタートを切ったのだ。
シーズン最高の瞬間

セリエA:
パレルモ 0-7 ウディネーゼ
シーズン3度目のハットトリックを達成した。CL出場権獲得を強く信じさせる勝利だった

「トト」自身も苦しんでいた。11月中旬までのゴールは、わずか2を数えるのみだった。しかも、そのうち1つはPKである。ウディネーゼが徐々に回復する中、10試合で放ったシュートは41本。だが、アウェーのカターニア戦を欠場して迎えた、続く日曜日のレッチェ戦で目覚めた。いきなりハットトリックと爆発し、自身とチームに、自信を取り戻させたのだ。

それから2週間のうちに、さらなる脅威を見せ付ける。今回、切っ先を突きつけられたのは、好調の波に乗っていたナポリだった。まずは距離のあるシュートで脅かし、次はCKから叩き込んだ。ウディネーゼは自分たちを信じるに至り、フランチェスコ・グイドリン監督も彼の選手たちが「何か大きなこと」を成し遂げるのではないかと信じ始めた。それはもちろん、この33歳の仕事における「マナーとプロフェッショナリズム」があったからこそである。

チーム内の信頼感は、最高潮に達した。年が明けると、4試合で13得点。この試合の中で、ディ・ナターレはキエーヴォ、ジェノア、インテル戦で得点して勝利に貢献し、ミラン相手の4-4という記憶に残る引き分けでも2得点を記録している。その数週間後には、オスカル・デル・カルチョにおいて、2010年の年間最優秀イタリア人として表彰されている。

ウディネーゼの快進撃は続いた。13試合の無敗ロードを突き進む中で、挙げたゴールは35得点。そのうち15のゴールが、彼のエースから生まれている。チェゼーナとカリアリ相手には2得点しているが、それも忘れられてしまいがちだ。なぜなら、7-0の激勝を飾ったパレルモ戦では、このシーズンで3度目のハットトリックを達成しているからだ。この大勝の引き金を引いたのが、サルヴァトーレ・シリグのクロスにマーカーをわずかにずらして頭で合わせた、ディ・ナターレの先制点だった。
"素晴らしい13試合の無敗ロードを突き進む間、エースが挙げたゴールは15に上った"

最終節を前にしたラツィオ戦で、CL出場権獲得の可能性を残すには、勝利が必要とされていた。ここでチームを救ったのは、またも彼らのキャプテンだった。前半だけで2得点。最終節ではPKを止められたものの、4位確保に必要な勝ち点を手にするのに、最後まで汗を流した。

ここまでセリエAで130得点を重ねてきたディ・ナターレは最近、新シーズンに通算150ゴールの壁を越えたいと話した。ここ数シーズンの好調が言わせた言葉であろうし、チームがポテンシャルを高めている今、3度目の得点王も不可能ではない。