Goal.com 50:サミュエル・エトー(30位)

Goal.com選出のトップ50で、30位にランク
サミュエル・エトーは昨シーズン、新たなチームでの新たなポジションでプレーした。だがこのカメルーン代表FWは、ここ数シーズンに達成したような成功を手にできた。自身2シーズン連続の3冠達成である。

昨夏にバルセロナを離れることになるのは、公然の事実だった。バルサは4600万ユーロに加えてエトーをつけてズラタン・イブラヒモビッチと交換するという、歴代でも相当に派手な移籍劇を伴ってインテルへと加わった。この移籍のおかげで、モラッティ会長の寵愛を受けるクラブは、最高の喜びを手にすることとなったのだ。

スタートは上々だった。シーズン前半戦には、早くもゴールを量産していた。だが、中断期間とアフリカ・ネーションズカップの後には、調子を落とすこととなる。ジョゼ・モウリーニョ監督の4-2-3-1システムの中で、ディエゴ・ミリート、マリオ・バロテッリ、また冬の移籍期間に加わったゴラン・パンデフらと先発を争った。

だが、長く周囲の肩を落とさせることはなかった。右サイドから、マイコン、ヴェスレイ・スナイデルらと強烈なカウンターアタックを繰り出した。

純粋なストライカーからよりサポートに時間を割くプレーヤーとなり、労働量、知性、俊敏性をもって、よりユーティリティー性に優れ、チームのために犠牲を払える選手であることをあらためて証明した。

シーズンが深まるにつれ、彼の精力的なプレーはインテルがセリエAとコッパ・イタリアを制覇するのにより重要性を増していた。栄光までの道程でいくつものゴールのお膳立てをし、さらには歴史的な3冠へとチームを導いた。
サミュエル・エトー
最高の瞬間

スタンフォード・ブリッジで決めた一撃は、彼の能力を証明していた
その能力は、チャンピオンズリーグ準々決勝でのゴールに表れていた。豊かなスピードでオフサイドトラップをかいくぐり、スナイデルからのパスを受けると、強烈な一撃を叩き込んだ。こうしてインテルにとっては相当に久しぶりの、そしてエトー自身にとっては3度目の欧州王者の称号をつかみ取ったのだ。

残念ながらグループリーグで敗退と、ワールドカップはカメルーン代表にとって実りあるものではなかった。エトー自身はなんとか2ゴールをもぎ取ったが、彼のような常勝に慣れた者にとって、早すぎる帰国は大きな落胆だったことだろう。

エトーはまだ29歳。彼のベストを見る機会は、これからもたくさんあるはずだ。