41歳ベロンがファンとの約束を守り現役復帰…財政難エストゥディアンテスで無償でプレー

かつてヨーロッパのビッグクラブを渡り歩き、98年には日本のW杯初戦でも対峙したベロン。クラブ幹部を務めていたがとある公約を掲げ、約束を守る形でピッチに戻ってくることとなった。

かつてパルマ、ラツィオ、マンチェスター・U、チェルシー、インテルなどでプレーした元アルゼンチン代表MFファン・セバスティアン・ベロンが、選手としてエストゥディアンテスでプレーすることになった。エストゥディアンテスが公式メディアで明らかにしている。

現在41歳のベロンはエストゥディアンテス育ちで、キャリアの晩年は同チームの選手として在籍し、2014年にプロキャリアから退くことを明らかに。クラブの会長として活動を続けていた。

しかし、最近はエストゥディアンテスの低迷や新スタジアム建設による財政難の問題もあり、チームの活動方針の一環として、「新しいスタジアムのシーズンチケットが65%売れた場合、現役復帰する」という公約を掲げていた。それに対し、クラブが輩出した“英雄”の現役復帰が懸かっていることもあり、熱心なエストゥディアンテスサポーターの間でシーズンチケットが65%以上買われることに。

この結果を受けて、ベロンはエストゥディアンテスに現役選手として復帰することになり、そのサインを交わしている。

また、同クラブは財政難に苦しめられている状況でもあったが、ベロンは「これでクラブの財政が少しでも良くなってくれれば」と語り、選手として最低賃金で契約を交わしたうえで、そのサラリーをすべてクラブに寄付することを明かしている。

41歳ベロン会長の現役復帰を歓迎する声とともに、愛するエストゥディアンテスを救うために会長自らが行動をするその姿勢に称賛の声が集まっている。