チェルシー補強候補のローマDF、この夏の移籍はあり得ない?

チェルシーの補強候補とされるローマDFコスタス・マノラスが、この夏に移籍することはあり得ないという。その理由は、選手の古巣オリンピアコスとローマの契約にあるそうだ。イタリア各メディアが報じている。

来季からアントニオ・コンテ監督が就任することを発表したチェルシーは、主将のDFジョン・テリーが今季で退団する見込みと言われる。そのため、センターバックの獲得に動くと言われており、コンテ監督は自身がよく知るセリエAから、マノラスを引き抜く考えと噂されているところだ。

だが、イタリアメディアによると、ローマが夏にマノラスを放出することはあり得ないという。その根拠が、『フットボール・リークス』が7日に暴露したローマとオリンピアコスの契約書とされる文書だ。

ローマは2014年夏にオリンピアコスからマノラスを獲得した。『フットボール・リークス』が明かしたところによると、その際に交わした契約には、「2016年9月1日までにマノラスが移籍する場合は、移籍金の半額がオリンピアコスに支払われる」という条項が存在する。

つまり、チェルシーがローマからマノラスを獲得しても、ローマの取り分は半額にしかならないというのだ。これでは、たとえチェルシーが高額オファーを出しても、ローマのうまみは大きくない。よって、マノラスが今夏に移籍することはないというのだ。

なお、ローマはマノラスを手放さなくても、オリンピアコスに獲得時の移籍金の残り半分にあたる650万ユーロを支払わなければならない。それでも、評価が高まっているマノラスを、「取り分半額」で売ることはないとみられる。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などイタリアメディアは、ローマがむしろマノラスの確保に動くと報じている。現在150万ユーロの年俸を、最低280万ユーロとトップクラスまで引き上げ、契約を延長するように交渉中とのことだ。