合宿効果? 長友フル出場のインテルが3試合ぶりの勝利

20日に行われたセリエA第26節、インテル対サンプドリアの一戦は、3−1でホームのインテルが勝利した。インテルDF長友佑都は右サイドバックでフル出場した。

不振が続いて今週はイタリア名物の合宿を行ったインテルと、ここ7試合勝利なしで降格圏が目前のサンプドリアの対戦。出場停止などで中盤の枚数に不安があるインテルは、ブロゾビッチとフェリペ・メロが中央を担当した。

互いに古巣対決となる選手が多いこのカード。特に高いモチベーションを感じさせたのは、この冬にインテルからサンプドリアへ移籍したラノッキアだ。EURO2016に出場するため出番を求めた元インテル主将は、立ち上がりから積極的なプレーを見せて、インテルファンの前で闘志を見せる。

モウリーニョ氏がスタンドから見つめるインテルは、4−4−2のシステムを敷く。右サイドにおける狙いは明白で、サンプドリアの3バックの横のスペースを目指す。サンプドリアの左ウィングは、攻撃が売りで守備に課題がある元インテルのドドー。ここをビアビアニーのスピードでしつこくつくことで、ドドーの攻め上がりも封じた。だが、ビアビアニーの見せ場は縦に運ぶまで。クロスの質がいまひとつで、得点にはつながらなかった。

先制点はインテルが決める。23分、右からのCKをムリージョがニアで競り勝ち、ボールはファーサイドへ。ここに2人が走り込んで、ダンブロージオがフリーで詰めた。

序盤から何度か惜しいチャンスをつくっていたサンプドリアは、39分にコレアがペナルティーエリア手前からシュートを放つが、ダンブロージオにブロックされる。ダンブロージオの腕に当たったためサンプドリア側は抗議をしたが、前節同様、インテルはボックス内でのハンドを取られず、サンプドリアにPKは与えられない。

0−1で折り返したサンプドリアは、後半もアグレッシブにスタート。51分には惜しいチャンスをつくる。左サイドからのFKをドドーがニアでフリックすると、ボールはファーサイドへ。ここにラノッキアが届けば1点という場面だったが、わずかに間に合わない。

すると、インテルが大きな追加点を挙げた。57分、またしもてCKだ。ファーサイドのフェリペ・メロが折り返し、ミランダがヘディング。GKがボールをかき出したが、これは明らかにゴールラインを割った後で、追加副審もゴールラインテクノロジーも得点を認めた。

最前線のクアリアレッラのキレは悪くないサンプドリア。早い時間帯に1点返せばまだ分からないが、その1点が遠い。68分にイバンを下げてムリエルが投入される。

だが、そのムリエルがサンプドリアをピンチに追い込んだ。73分、敵陣浅い位置で何気なく小洒落たプレーを見せたムリエルがミス。これにラノッキアのミスが重なり、インテルはイカルディが完全にフリーで抜け出した。ペナルティーエリア内に入ったところで2人のDFに追いつかれるも、左足のシュートを流し込み3点差。インテルが勝負を決めた。

アディショナルタイムにクアリアレッラのゴールでクリーンシートを逃したインテルだが、結果に影響なし。3−1で勝ち点3を加えた。

3試合ぶりの勝利を収めたインテルは、ローマを抜いて暫定で4位に浮上。ローマは21日にパレルモと対戦する。