ゼコの3カ月ぶりゴールが決勝点、ローマが4連勝で暫定3位に

12日に行われたセリエA第25節、カルピ対ローマの一戦は、3-1でアウェーのローマが勝利を収めた。

3連勝中のローマはデ・ロッシ不在で4バックを選択。フロレンツィとディーニェが両サイドを務める。来週のレアル・マドリー戦を見据え、中盤はピアニッチがベンチスタート。前線は指揮官の予告どおりにゼコがトップに入り、サラー、ペロッティ、エル・シャーラウィが2列目に並んだ。

4連勝を飾ってチャンピオンズリーグ出場権を争うライバルたちに重圧をかけたいローマだが、前節も首位ナポリの攻撃陣を苦しめたカルピの守備に手こずり、なかなかチャンスがつくれない。

30分からフロレンツィのミドルシュートやゼコのヘッドなど、ようやくシュートにつなげたローマだが、40分にはヒヤリとする場面も。マンコズに対するマノラスのチャージで笛が鳴る。だが、主審のジャッジはマンコズのシミュレーションだった。

前半終了間際の44分には、ローマに決定機。ナインゴランの浮き球をゼコが頭で落とし、飛び込んできたサラーがチャンスを手にするが、シュートはクロスバーに嫌われた。

スコアレスで前半を終え、ハーフタイムにエル・シャーラウィを下げてピアニッチを入れたローマは、56分についに均衡を破る。ディーニェが遠い距離から左足を振り抜き、これが直接決まった。

ようやくリードを手にしたローマだが、課題の守備がまたもネックに。61分、リュディガーがムバコグに奪われ、ペナルティーエリアへの侵入を許すと、折り返しを途中出場のラザーニャに決められ、1-1と追いつかれてしまう。

再び勝ち越したいローマだが、思うようにゴールに迫れず、嫌な雰囲気が漂う。それを断ち切ったのが、不振で批判を浴び続けてきたゼコだった。84分、フロレンツィのスルーパスでサラーが右サイドを突破。深い位置から折り返すと、ゴール前にフリーで飛び込んだ背番号9が押し込んだ。ゼコのゴールはPKを決めた11月のボローニャ戦以来、約3カ月ぶりとなる。

今度こそ勢いに乗ったローマは、1分後に勝負を決める。右サイドからサラーが中央にパスを出すと、ゼコがポストプレー。後方から飛び出したナインゴランはGKに止められたが、こぼれ球をサラーが押し込んで3-1とした。

不調だったゼコのゴールが決勝点となり、4連勝を飾ったローマは、暫定で3位に浮上した。心配なのは、終了間際の負傷だ。サラーが筋肉を痛めた様子で交代を余儀なくされ、マノラスも脚を引きずりながら試合を終えている。