プレビュー:エラス・ヴェローナ対ユヴェントス  得点王のタイトルの行方は?

すでに今季のリーグ優勝を決めたユヴェントスと、降格の可能性も来季欧州カップ出場の可能性もとっくになくなっているエラス・ヴェローナ。まったくの消化試合となる最終節の一戦だが、個人の勝負に大きな注目が集まることになった。


2冠を達成したユヴェントス。チャンピオンズリーグ決勝に向けた調整も行いたい

この試合を残した時点でヴェローナFWルカ・トーニが得点ランク首位の21ゴール、ユヴェントスFWカルロス・テベスが2位タイの20ゴールを記録。インテルFWマウロ・イカルディも20点でテベスに並んでいるが、この試合でのゴールが得点王のタイトルに直結する可能性は非常に高い。

テベスはシーズンを通して安定したペースでゴールを重ね、ユーヴェの2冠獲得とチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献してきた。昨季記録した19ゴールを上回り、マンチェスター・シティで獲得したプレミアリーグ得点王に続き、セリエAでの初の個人タイトルに迫っている。

だがセリエAで早々に優勝を決めたマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、CL準決勝やコパ・デル・レイ決勝を優先し、セリエAのここ3試合ではテベスを温存。CL決勝を控え、最終節でどれほどの出場時間を与えることになるかは定かではない。


トーニが逃げ切るか。テベスが逆転するか。個人の活躍にも注目だ

一方、トーニがこのまま得点王となれば、フィオレンティーナで獲得した2005-06シーズン以来9年ぶり2度目。2013年にヴェローナに加入した時点では、この大ベテランがもう一度ここまで大きな花を咲かせることになると予想した者は多くはなかっただろう。

昨季20ゴールで得点ランク2位に入ったのも見事だったが、前節パルマ戦での2ゴールでその数字をさらに上回り、ついにランキング首位に浮上。後半戦の充実ぶりは素晴らしく、2月のトリノ戦以来16試合で15ゴールを重ねてきた。

つい先日38歳を迎えたトーニがこのまま逃げ切れば、セリエA得点王の歴代最年長記録を大幅に更新することになる。これまでの記録は2001-02シーズンにダリオ・ヒュブナー(当時ピアチェンツァ)が得点王となった際の35歳だった。また、ヴェローナがセリエA得点王を輩出するのもクラブ史上初となる。

得点王争いを別とすれば、ユヴェントスとしては翌週のCL決勝に備えて負傷者を出すことなく、精神面でも万全の準備を整えられるような試合をしたいところだ。一方のヴェローナとしても、順位の上ではあまり結果に重要性はないとはいえ、1月にコッパ・イタリアを含む連戦で1-6、0-4と立て続けの大敗を喫した相手にこれ以上恥をかかされたくはない。

いずれにしても、試合自体はアウェーとはいえやはりユーヴェの優位が予想されるところだろう。Pinnacle
Sportsでは27日10時時点でヴェローナ勝利に4.570倍、ユーヴェ勝利に1.826倍というオッズをつけている。引き分けは3.940倍だ。

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