モラッティ氏、トヒル会長に投資をうながす?

「もっと金を出せと言ったサポーターは正しかった」
インテルの名誉会長職を離れたマッシモ・モラッティ氏が、上を狙うには投資が必要との見解を示している。

エリック・トヒル現会長にクラブを売却し、名誉会長の職からも離れたモラッティ氏。イタリア『コッリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューで、同氏は次のように話している。

「トヒルは若い。うまくやろうという意欲がある。彼のファミリーには大きな金銭的な力があり、彼は自分が指示することを望む。それは正しいことだ。我々が去ったのは、あまり好ましくない状況が生まれたからだよ。(ワルテル・)マッツァーリの私に関する発言の後で、フロントが黙っていたことは素晴らしいことではなかった。だが、私はトヒルの友人であり、その一件が我々の関係にひびを入れたということはない。我々の関係は素晴らしいままだ」

「今では彼もインテルがほかと違うクラブだと分かったと思う。唯一無二なんだ。インテルのサポーターは要求も大きい。かつて路上で一人のサポーターに言われたことがあるんだ。もっと金を出せ、とね。彼は正しかった。マンチーニという選択はその方向なんだ。トヒルが決めたことで、私も気に入っている。マンチーニが3位を狙うのはおかしな目標だと言ったことも気に入っているよ」

モラッティ氏は会長時代のことを振り返り、元ブラジル代表のロナウド氏や、現パリ・サンジェルマンFWズラタン・イブラヒモビッチについて次のように述べている。

「ロナウドは、私が会長を務めていた中で最高の投資だった。世界を開かせてくれたからだ。とても強い選手で、その才能やスピードは誰も追いつけない。我々が彼を獲得できるとは誰も思っていなかった。バルセロナにいたからね」

「イブラヒモビッチには素晴らしい能力がある。だが何より、彼は勝たせてくれるんだ。スクデット3連覇だよ。彼はチームを引っ張るんだ。アメリカで最後の練習を終え、バルセロナへ向かう飛行機に乗る前に、彼はチームにあいさつして言ったんだ。『みんなと一緒だったのはとても素晴らしいことだった。でも、オレがいなかったらもう勝てなくなるぜ』とね。そうならなかったのは幸いだ」

元インテルで、現在リヴァプールで苦しんでいるFWマリオ・バロテッリについては、こう述べている。

「彼が今このような時期にあるのは、とても残念なことだ。彼には大きなチャンスがあった。だが、できたはずのことをやれなかったんだ。インテルでプレーしていたときより難しくなっているね」

2010年に3冠をもたらしたジョゼ・モウリーニョ監督のことは、次のように話している。

「エレニオ・エレーラを思い起こさせる人だった。素晴らしい仕事人で、真面目で、責任感が強く、常にクラブを守る。そして勝者だ。欧州制覇してからチームとミラノに戻ってくることもできたはずだが、完璧な人間はいないからね。ただ2日後、彼とは私の家でディナーをともにした」

3冠達成後にベテランプレーヤーたちを売らなかったことについては、このように語った。

「長年にわたって我々にとって重要だった選手たちに対し、どうしてそんなことができるのか。彼らは最高級の選手たちで、素晴らしい人間だった。私は決して売らなかっただろう。マドリッドで(移籍をほのめかす)発言をしたディエゴ・ミリートもね。意味がない。そして我々は全員で(クラブ・)ワールドカップを制した」