ピルロの土壇場FKでユヴェントスが粘り勝ち

ジェノアの健闘及ばず
16日に行われたセリエA第28節、ジェノア対ユヴェントスの一戦は、1ー0でアウェーのユヴェントスが勝利した。

首位を独走するユヴェントスと中位ジェノアの対戦。ユヴェントスはミッドウィークにヨーロッパリーグを戦ったばかりだが、主導権は譲らなかった。

ひざの問題で引き続きテベスが不在となったユヴェントスは21分、ジェノアDFのクリアボールが跳ね返り、ゴール前にいたオスバルドが流し込んだ。しかし、オフサイドを取られてノーゴール。先制点は奪えなかった。

ジェノアは38分、モッタのクロスに大外からきたベルトラッチが飛び込むチャンスを迎えるも、ヘディングシュートは不十分な体勢からでバーの上。こちらは好機を生かせない。

ユヴェントスはその直後、前半最大のチャンスを得た。ポグバのヒールパスがペナルティーエリア左のオスバルドに渡り、鮮やかにゴールネットが揺れる。しかし、これもオフサイド。厳しい判定にも見えたが、スコアが動かないまま前半を終えた。

後半最初の決定機はジェノア。55分、ベルトラッチとモッタが立て続けにシュートを放ったが、決まらなかった。

ユヴェントスは起点となるピルロを自由にしてもらえず、組み立てに苦労する。これが自信となったのか、ジェノアの守備は安定していった。

69分からはハンドを巡るジャッジが注目された。ジョレンテがペナルティーエリア右からクロスを上げると、マークについていたアントネッリの右手に当たる。しかし、至近距離での対応ということで主審は笛を吹かない。

71分には、ジェノアが右サイドから大きなクロス。マイナスに流れたこのボールがワンバウンドすると、今度はビダルの手に当たった。こちらはやや手を伸ばした印象があり、マッツォレーニ主審はPKの判定。ジェノアが先制の絶好機を得る。

しかし、大事なPKを任されたカライオーが甘めのコースに蹴ると、GKブッフォンがきっちりセーブ。スコアは動かなかった。

このままユヴェントスの連勝が止まるかと思われた終盤、ユヴェントスが勝負強さを見せる。89分、ペナルティーエリア手前でFKのチャンスを得ると、ピルロが右足を振り抜いた。ピルロは蹴った瞬間、ゴールを確信したように走ると、シュートはゴール左上に決まりユヴェントスが先制。司令塔の一撃で、またユヴェントスが優勝に近づいた。