本田デビューで存在感見せるも、ベラルディ4得点でサッスオーロ勝利

ポストを叩く惜しいシュートも
セリエA第19節のサッスオーロ対ミラン戦が12日行われ、ホームのサッスオーロが4-3で勝利を収めた。ミランMF本田圭佑は66分からの交代出場で移籍後の初出場を果たし、ポストを叩くシュートを放つなど惜しい場面も見せた。

1月に加入した本田は、練習に参加してまだ日が浅いことでコンディションへの不安もあるのではないかと見られたが、さっそくの招集メンバー入り。ベンチから出場機会を待つことになった。

前節アタランタ戦の快勝からの良い流れを維持しているかに見えたミランは、早い時間に先制することに成功する。9分、ペナルティーエリア左側でデ・ヨングのパスを受けて抜け出したロビーニョがゴール右隅に流し込んだ。

さらに、そのわずか4分後には追加点。前節に続いて先発のチャンスを与えられたクリスタンテが右サイドからクロスを入れると、バロテッリが右足で合わせて2-0。早々と2点を奪い、ミランが連勝に大きく前進したかに見えた。

だが、試合はここから予想外の展開を見せる。15分にはクルティッチのパスで左サイドに抜け出したベラルディが左足で決めて1点を返す。さらに28分、再びゴール前に迫ったベラルディは一旦止められたかに見えたが、バウンドしたボールを難し体勢から蹴り込んで試合を振り出しに戻してしまった。

さらにサッスオーロとベラルディの勢いは止まらない。41分にはロンギの左からのクロスにうまく合わせたベラルディが三度アッビアーティを破ってハットトリックを達成。前半のうちに試合をひっくり返し、サッスオーロが3-2のリードで折り返した。

後半に入ってもミラン守備陣の崩壊は続く。47分、クルティッチからのクロスにまたもベラルディが合わせ、なんとこの試合4点目のゴール。今季のゴール数を11点に乗せる若手FWの大活躍は、本田のデビューを待ちわびる日本のファンにも強烈な印象を残すことになった。

本田も出場に向けてアップを進める中、ミランはまず55分にモントリーヴォとパッツィーニを同時投入。そして66分、ついに本田にデビューのときが訪れ、ロビーニョとの交代で背番号10がピッチに立った。

中盤でのパス交換でリズムをつくり、エマヌエルソンのクロスからヘディングシュートを放つなど出場直後から好プレーを見せた本田。2点差を追うミランの攻撃を活性化すると、83分には最大の見せ場が訪れる。モントリーヴォのパスを受けてペナルティーエリア手前から左足で放った鋭いシュートは、惜しくも右ポストの内側を叩き、デビュー戦での初ゴールはならなかった。

残り時間が刻々と少なくなる中、ミランはようやく86分に1点を返すことに成功。ゴール前右寄りの位置からモントリーヴォが放ったシュートにさほど威力はなかったが、ゴール左隅の絶妙なコースを突いたボールがネットに収まった。

その直後にはバロテッリのシュートがGKペゴロに止められたボールをパッツィーニが押し込もうとしたが、ゴール前からの決定的なシュートをクロスバーに当ててしまう。ミランの反撃は及ばず、そのまま4-3でサッスオーロが勝利を収める結果に終わった。

デビュー戦を勝利で飾ることはできなかったが、間違いなく存在感のあるプレーは見せていた本田。コッパ・イタリアのスペツィア戦、リーグ次節のヴェローナ戦と続く今後の試合での活躍が期待される。