インテル、ラツィオに敗れて来季EL出場が消滅

この日も負傷者 健闘見せるもゴールが決まらず
8日に行われたセリエA第36節、インテル対ラツィオの一戦は、1ー3でホームのインテルが敗れた。

リーグ戦ここ5試合で1勝4敗と、欧州カップ戦の出場権獲得から遠ざかっているインテルは、ひざに問題を抱えているラノッキアが先発。前線には元ラツィオ主将のロッキが入り、前節ボローニャ戦で6ー0の圧勝を飾ったラツィオとのゲームに臨んだ。

試合前、インテルのゴール裏では、モラッティ会長に対する質問の横断幕が12個も掲げられ、不振が続くクラブへの苛立ちをのぞかせた。ファンの気持ちが届いたのか、インテルは序盤からアグレッシブな姿勢。開始2分でアルバレスが強烈なシュートを放ち、早い時間からゴールを目指す。

インテルの攻撃にアクセントをつけたのはコバチッチ。低い位置からの勢いに乗ったドリブルはラツィオを苦しめ、10分にロッキの好機を演出するなど、見せ場をつくる。

しかし、先制点を決めたのはアウェーのラツィオだった。22分、右サイドからカンドレーヴァがクロスを入れると、前に出たGKハンダノビッチは触れない。このボールがフアンと競ったフロッカリに当たり、無人のゴールへ転がり込んだ。

負傷者の一部が帰ってきはじめたインテルだが、この日も無傷では終われない。28分、ジョナタンが右肩を押さえてピッチに倒れ込むと、担架で運ばれて交代。右サイドバックには、本来中盤のベナッシが投入される。

予期せぬトラブルに見舞われたインテルは、前半残りの15分で好機をつくった。33分、左からのアルバロ・ペレイラのクロスにファーサイドでアルバレスが合わせて同点とすると、その後も逆転弾のチャンスが続く。

36分、ロッキのシュートがマルケッティのファインセーブに阻まれると、42分には左サイドを突破してグアリンがクロス。ニアのロッキがスルーし、カンビアッソがつぶれ、アルバレスに2点目の絶好機が訪れるも、シュートはバーの上へ。アディショナルタイムにもグアリンのクロスからゴール前で混戦になるが、2点目は決まらない。

すると、ラツィオが最高の形で前半を終える。カンドレーヴァのパスをペナルティーエリア右で受けたフロッカリが転倒すると、主審は笛を吹くのをためらったが、追加副審がファウルとジャッジ。このPKをエルナネスが決めて、ラツィオが1点リードで折り返す。

後半は1点を追うインテルが押し続ける。グアリンの右足もこの日は当たりが良く、強烈なミドルがラツィオの脅威となった。53分にはラノッキアが負傷し、インテルはこの日2枚目のカードもトラブルで切る。それでもインテルがプッシュした。

後半スタート時にシアニに代えてディアスを送り込んだラツィオは、60分にゴンサレスとオナジを入れて交代枠を使い切るが、それでもインテルに攻め込まれる。

インテルは70分、ペナルティーエリア内でグアリンがカナに倒されてPKを獲得。しかし、この大事なチャンスを任されたアルバレスは軸足を滑らせて、シュートはクロスバーの上へ。最高のチャンスを逃す。

すると76分にサン・シーロが静まりかえった。ラツィオは途中出場のオナジがロングシュートを試みると、強烈なボールがゴール右上に突き刺さり3ー1。試合をほぼ決定づけた。

80分、インテルはクズマノビッチを下げて若手のガッリターノを投入したが、2点差にされる前の勢いは残っていない。アディショナルタイムにはロッキにビッグチャンスが訪れたが、グラウンダーのシュートはGKに正面で止められ、最後まで2点目は決まらなかった。

1ー3でホームゲームを落としたインテルは、他会場の結果、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得する可能性が消滅。来季は欧州の舞台から姿を消すこととなった。