満身創痍のインテルが敗退、コッパ決勝はローマダービー

本拠地サン・シーロで2ー3
17日に行われたコッパ・イタリア準決勝セカンドレグ、インテル対ローマの一戦は、3ー2でアウェーのローマが勝利した。2試合合計スコア5ー3で、ローマの決勝進出が決まっている。

1月に開催された敵地でのファーストレグを1ー2で終えていたインテルは、DF長友佑都を含む多くの選手を負傷で欠く緊急事態。グアリンとアルバロ・ペレイラは出場停止で起用できず、ストラマッチョーニ監督は3ー5ー2のシステムを選択しようとした。しかし、試合前のウォーミングアップでカンビアッソが問題を抱え、ジョナタンが急きょ先発入り。4ー3ー3でファーストレグからの挽回を図ることになる。

立ち上がりの主導権を握ったのはローマ。トッティ、ラメラ、デストロの3トップで臨み、序盤から敵陣でのボールキープが目立つ。3分にはペナルティーエリア左からフロレンツィがクロス。4分にはトッティがFKを直接狙うが、いずれもインテルGKハンダノビッチが対応した。

インテルは10分を過ぎたあたりから相手のゴールに迫れるようになる。アルバレス、コバチッチがボールに絡み、チーム全体を押し上げた。

なかなかフィニッシュで終われないインテルだったが、21分、最近のインテルでは考えられないような華麗な攻撃で先制点を奪った。コバチッチ、アルバレスのパス交換から右サイドをオーバーラップしたジョナタンがパスを受ける。ペナルティーエリア右のロッキに預けて自身は中央へ走ると、元ラツィオアタッカーからのリターンを受け、ジョナタンがゴール左に決めた。

先制点で勢いに乗ったインテルは、チャンスが続く。24分にロッキが、25分にはジョナタンが、それぞれシュートを放った。

ローマも負けていない。追いかける立場になったローマは、高い位置からのプレスを継続し、インテルゴールに迫る。33分には、マルキーニョのロングシュートが惜しくも外れ、続く34分のCKのチャンスでは、デストロに決定機が訪れた。しかし、ハンダノビッチに止められて、同点弾を奪うことができない。

ローマは45分に前半最大のチャンス。デ・ロッシのパスがデストロに渡り、最後はフロレンツィがゴール前フリーでシュートを放った。インテルの守備を完全に崩したものの、ハンダノビッチのファインセーブに遭い、同点に追いつけないまま前半終了を迎える。

ローマは後半、足首に問題を抱えたフロレンツィを下げてバルザレッティを投入してスタート。47分にはトッティのミドルシュートがインテルゴールに襲いかかったが、わずか左に外れる。54分には、ペナルティーエリア右でトロシディスがフリーになるが、間一髪のところでサムエルにブロックされて、ゴールネットは揺れない。

それでも55分、ついにローマが攻めきった。ラメラのスルーパスを受けたデストロが抜け出すと、今度はハンダノビッチに阻まれず、1対1を制す。同点に追いついたローマは、2試合合計スコアでリードを得て、完全に流れをつかむ。

最低でも1点を入れなければならないインテルは64分に見せ場のなかったスケロットを下げて、ベナッシを中盤のセンターに投入。これに伴い、コバチッチが1列前になった。

しかし、前がかりになるインテルに対して、ローマがとどめを刺しに掛かった。69分、左サイドを抜け出してバルザレッティがクロスを入れると、グラウンダーのボールにデストロが合わせて追加点。ローマのアドバンテージは3点になった。

攻めるしかないインテルは73分にクズマノビッチを下げ、若手アタッカーのフォルテを投入するも、状況はさらに悪化。74分、トロシディスにゴールを許し、勝敗はほぼ決した。

インテルは80分、アルバレスにゴールが生まれたものの、ムードは変わらない。結局、ローマが余裕を持って逃げ切り、ラツィオが待つファイナルへ駒を進めた。

決勝戦は5月26日、ローマのオリンピコで行われる。