セリエもストの危機 「労働協定締結が条件」

選手組合の立場に変更なし
イタリアサッカー選手協会(AIC)のダミアーノ・トンマージ会長は22日、以前から問題となっている労働協定の署名にリーグ側が応じない場合、今週末の開幕節でストライキを実施する考えに変わりはないと語った。

昨年、2度にわたってストライキを宣言したものの、最終的にはリーグ側と合意に至ったとして、矛を収めた形のAIC。だが、リーグ側はまだ協定に署名しておらず、AICは先日、署名がなければ開幕節でストライキを行使すると発表した。

22日の時点でも問題は解決しておらず、トンマージ会長は次のように強調している。

「我々の立場を改めて繰り返しておく。署名が実現するなら、週末は試合をする。そうでなければ、家で待機だ。すでに何カ月も前に合意に至っていることについて、リーグが署名することを願っているよ。時間はあるんだ。水曜(24日)に連盟総会が予定されている」

問題となっているのは、「クラブはプロとしての尊厳に適した環境、トレーニングをするに適した設備を提供し、選手のスポーツ面における最大限の能率をケアすることに従事する。いずれにしても、規律面の理由を除き、あらゆる選手には練習やプレシーズントレーニングに参加する権利がある」という労働協定第7条だ。

この第7条については、クラブが放出を望む選手にとって、不利な環境が与えられることにつながるのを危惧する声もあり、内容の解釈が問題となっている。だが、イタリアサッカー連盟(FIGC)のジャンカルロ・アベーテ会長は22日、第7条が争点となっていることへの不快感を表した。

「国がこれだけ問題を抱え、苦しんでいる中で、第7条が注目されているのは、市民として恥ずかしいことだ。署名に至っていない理由がこれではないことを願っている。署名が実現していないなら、ほかに理由があるという意味だ。それを明確にすべきだろう」

「私からすれば、少しの善意があれば、乗り越えることのできる問題だ。ほか(第7条以外)に問題があるのでなければね」

ストライキが実行に移されるかどうかは、24日にリーグ側が下す決定次第と見られている。