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イタリアで八百長捜査、元代表のシニョーリ氏らが逮捕

1日、イタリアで、サッカー賭博や八百長に関する捜査が行われ、元選手や現役選手ら16名が逮捕された。逮捕者の中には、かつてラツィオやボローニャで活躍した元イタリア代表FWジュゼッペ・シニョーリ氏も含まれており、犯罪組織の一員だったとの疑いが持たれている。

当局によると、昨年11月のクレモネーゼ(3部)の試合が捜査のきっかけだった模様。この試合では、クレモネーゼの選手やスタッフが試合中や試合後に体調不良を訴えているが、飲み物に何かが混入されていたと見られ、これを受けて当局が捜査を開始。賭博や八百長の疑いが浮上したようだ。逮捕者の中には、当時クレモネーゼに所属していたマルコ・パオローニが含まれている。

捜査の対象になっているのは18試合で、セリエAのインテル対レッチェ戦も含まれている。この一戦では、パオローニがレッチェの選手に八百長を持ちかけたと疑われているが、当局はこの試みは失敗に終わったとしている。犯罪組織はゴール数を対象とする賭博で不正にもうけるべく、インテルが3-0で勝つように仕向けたと見られているが、実際にはインテルが1-0で勝利した。

セリエBでは、アタランタやシエナの試合が捜査の対象となっており、アタランタの元イタリア代表MFクリスティアーノ・ドーニも捜査の対象となっている。アタランタやシエナは来季のセリエA昇格が決まっているが、当局は両チームの試合で八百長があった可能性を指摘しており、リーグの正当性に対する懸念が高まっている。

当局によれば、シニョーリ氏はインテル対レッチェ戦をはじめ、複数の試合で賭博に参加していたという。かつてセリエAで3度の得点王に輝いた同氏について、当局は「ボローニャのグループのリーダー」だったと見ている。シニョーリ氏はイタリア『ANSA通信』に対し、電話で「こんなときでも君らには同情がないのか。同情してくれ。私には何も話せない。弁護士が話す」とコメント。弁護士は同氏の関与を否定している。

16名の逮捕者の中には、シニョーリ氏のほか、アスコリの現役選手やラヴェンナの幹部が含まれている。また、元選手のステファノ・ベッタリーニ氏らも捜査の対象とされている。