長友のインテル加入、地元ファンの感想は?

“助っ人”は存在感を示せるか?
日本代表DF長友佑都を獲得したインテル。世界のトップレベルで戦うチームのファンは、長友の加入をどう見ているのだろうか。現地のインテルファンに、今回の電撃補強の感想を聞いてみた。

「長友がやってくるとは思っていなかった」と語るのは、ヴァレーリオさん(30)。「(トッテナムDFガレス・)ベイルを獲得するっていう噂があったからね」とのことで、インテル初のアジア人選手到着にびっくりしたようだ。

マウリツィオさん(27)の期待はふくらんでいる。「(トレードでチェゼーナへ移籍したDFダヴィデ・)サントンは期待したようなプレーができていなかったし、(DFクリスティアン・)キヴもパッとしないからね。彼にとっては、すごいチャンスだと思う」。どうやら、レギュラー奪取も可能とみているようだ。そして、「日本のサッカーのレベルが高いことを証明してくれることを願っているよ」と、日本向けのコメントもくれた。

しかし、多かった声の一つが、「選手としての彼は知らない」というもの。イタリアの全国紙が大きく扱わないチェゼーナで、ハイライト番組でもあまり取り上げられることがないサイドバックというポジションのため、長友の存在は知っていても、特徴までは知られていないのかもしれない。

ジャンルーカさん(37)は、「彼はこれまで地方のクラブにいたから、どんな選手かは詳しく知らない」と半信半疑。「ワールドカップでのプレーは良かったね」とのことだが、「インテルはヨーロッパの舞台でも戦うから、そこで彼が活躍できるかはどうだろう…。イタリアのリーグ戦よりも、ハードな部分はあると思うよ」と、やや厳しい視線で見ている。

ただ、この厳しい見方こそ、ビッグクラブのファンが一人の外国人“助っ人”に向ける期待なのかもしれない。長友はインテルファンにとってのうれしいサプライズになれるのか。皆が注目している。