09-10シーズン、セリエAベストイレブン

Goal.comがシーズンのベストイレブンを選出
16日、シエナに1-0の勝利を収めたインテルが、5シーズン連続となるスクデットを獲得し幕を閉じた09-10シーズンのセリエA。全38節の戦いを終え、Goal.comは今シーズンのセリエAで最も輝いた11人を選出。王者インテルから最多の4人、ローマ、ミランから2人ずつがベスト11に選出されている。Goal.comが選ぶ09-10シーズンのベストイレブンは以下のとおり。

フォーメーション:4-2-1-3

GK

マルコ・ストラーリ(サンプドリア)
実は今シーズンのセリエAで、最高のシーズンを過ごしたGKはそれほど多くなかった。シーズンをとおして輝いたのは2人だけ。サンプドリアのマルコ・ストラーリとローマのジュリオ・セルジオである。サンプのGKは、1月の移籍市場でミランから加入して以来、素晴らしいパフォーマンスを積み重ね、J・セルジオとの争いに勝利した。33歳のGKは、シーズンを4位で終えたサンプドリアのキープレーヤーの一人だった。2-1の勝利を収めたローマ戦は、彼にとって特に忘れられない試合となっただろう。ジャンルイジ・ブッフォンのバックアッパーとして、彼がワールドカップに向かえないことは、不運だと言える。

DF

レオナルド・ボヌッチ(バーリ)
間違いなく、今シーズンのセリエAでブレークしたヤングスターだ。インテルからD・ミリート、T・モッタの取引の一部としてジェノアへ行くことになったとき、彼の知名度はそれほど高くなかった。しかしバーリとの共同保有で移籍すると、ボヌッチはすぐに覚醒した。イタリアU-21代表DFのアンドレア・ラノッキアが1月に重傷を負うまで、同選手と素晴らしい連携を築いていた。3月にイタリア代表デビューを果たした今、彼がワールドカップメンバーに選ばれることは確実なように見えるほど、印象的な活躍だった。

アレッサンドロ・ネスタ(ミラン)
負傷により13分間の出場に終わった08-09シーズンからよみがえった。ネスタはベストを取り戻し、T・シルバと素晴らしいコンビネーションを披露した。このセンターバックコンビとロナウジーニョの活躍が、ネスタが3月にひざを負傷し戦列を離れるまで、チームをタイトルレースにとどまらせた。34歳のDFを失ってから、ゴールを許し、ペースを落としたミランは、3位に甘んじることを余儀なくされた。

ワルテル・サムエル(インテル)
38試合で34失点と、インテルはセリエA最少失点でシーズンを終えた。この数字に最も大きく貢献したのが、サムエルとルシオのセンターバックコンビだ。ヨーロッパの舞台での活躍が光ったルシオをアルゼンチン代表DFは、国内での圧倒的なパフォーマンスで上回り、我々のベスト11の座を勝ち取った。現時点で、“ザ・ウォール”を上回るストッパーは、世にいないだろう。

Demy de Zeeuw



ハビエル・サネッティ(インテル)
毎シーズン、我々はサネッティについて同じようなことを書いている。彼は今シーズンも圧倒的なパフォーマンスを披露し、物理法則を否定し続けている。今シーズン、ほぼレフトバックとしてプレーしたベテランは、世界のベストプレーヤーの多くを封じ込めた。中でも印象的だったのは、バルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝の180分間の戦いをとおして、リオネル・メッシを無力にしたことだ。ネラッズーリのキャプテンがアルゼンチン代表に選出されなかった理由は、神のみぞ知ることだろう。

MF

ダビド・ピサーロ(ローマ)
小さなチリ人は間違いなく、セリエA最高のMFだった。ダニエレ・デ・ロッシが目を見張るというよりもむしろ安定していたシーズンで、ローマの中盤を操ったのがピサーロだった。30歳のMFは、ローマにおけるシャビだった。テンポをつくり、彼のインテリジェンスなパスでチャンスを生み出していた。ボールを持ったときの彼の妙技を見ることは、喜びである。

ヴェスレイ・スナイデル
(インテル)
何年間も、特にカルチョーポリ以降、インテルは中盤に創造性が不足しているとして批判を浴びてきた。このことはインテルがチャンピオンズリーグで苦しむ決定的な要因として、アンダーラインを引かれていた。しかし小さなオランダ人が到着し、インテルが求めていたひらめきがもたらされた。度重なる負傷に悩まされながらも、重要な試合にはほとんど出場した。全コンペティションを含めて8ゴールを決め、多くのアシストを記録した。インテルの成功にスナイデルは不可欠だった。

攻撃的MF

ロナウジーニョ(ミラン)
今シーズンのミランは、セリエAで60ゴールを記録した。ロナウジーニョはそのゴールのうちの27ゴールに貢献した。自身で12ゴールをマークし、チームメートに15ゴールのアシストを提供した。30歳のアタッカーは今シーズン、ワールドクラスを取り戻し、再び彼のフットボールを楽しむことができたようだ。09-10シーズンのミランのディフェンスを支えたのがネスタなら、オフェンスを支えたのは間違いなくロナウジーニョだろう。彼の足もとにボールがあるときの創造力を、我々が南アフリカで見ることができないのは残念だ。

Demy de Zeeuw



FW

ミルコ・ヴチニッチ(ローマ)
パレルモのファブリツィオ・ミッコリもシーズンのベストイレブンに値した。しかし単にシーズンを2位で終えたローマの選手を少なくとも2人は選ばなければいけなかったため、ヴチニッチを選出した。一時は移籍が濃厚と予想され、スロースタートなシーズンとなったが、元レッチェのスターはどんどん良くなっていった。フランチェスコ・トッティ不在の間はチームをけん引し、“王子”と並んでチームトップの14ゴールでシーズンを終えた。

ディエゴ・ミリート(インテル)
アルゼンチン代表のゴールマシンはもはや、世界で最も過小評価されているストライカーと呼ばれることはない。09-10シーズン、間違いなく彼は世界のベストストライカーだった。セリエAでは22ゴールをマークし得点ランキングの2位となり、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで対戦したチェルシー、CSKAモスクワ、バルセロナのすべてからゴールを奪い、ファイナルに進出したチームのキープレーヤーだった。さらに、シエナとの最終節、ローマとのコッパ・イタリアでも決勝ゴールを決め、ビッグゲームで結果を出す選手であることを再び証明した。もし予想されているように、彼が23名のアルゼンチン代表メンバーに含まれなければ、それは大きなスキャンダルとなる。

アントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼ)
35試合に出場し29ゴールをマーク。得点王に輝き、キャリア最高のシーズンを過ごした。もしウディネーゼのゴールの半分以上を一人で叩きだしたディ・ナターレがいなければ、ウディネーゼはセリエB降格を余儀なくされていただろう。現在の大きな問題は、32歳のストライカーが今の状態をワールドカップに持ちこめるかである。

Demy de Zeeuw



ラインナップ

ディ・ナターレ D・ミリート ヴチニッチ

ロナウジーニョ

スナイデル ピサーロ

サネッティ サムエル ネスタ ボヌッチ

ストラーリ