モウリーニョ:「マドリーで続ける」

敗因についてはクラシコの影響を指摘
25日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグ、本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのバイエルン・ミュン戦に臨んだレアル・マドリーは、合計スコアを3-3とし、PK戦1-3で同大会から敗退した。

試合後会見に出席したジョゼ・モウリーニョ監督は、この一戦の前にクラシコを戦ったことを敗因の一つに挙げている。スペイン『アス』がコメントを伝えている。

「これがサッカーだ。私の選手たちは信じられないようなメンタリティーによって、ファンタスティックなプレーを見せた。だが我々は、週末にバケーションを過ごしていた偉大なチームと対峙したんだ。こちらが臨んでいたのは、リーガで最も重要な一戦だったがね」

「私がリヴァプール(チェルシー指揮官として臨んだ2004-05シーズンの準決勝)に敗れたときも、同じような状況にあった。責任は我々にある。十分な勝ち点を得られていなかったために、リーガの優勝争いを先週末まで強いられたんだ」

スペインプロリーグ機構(LFP)が、クラシコを21日(土曜日)に開催したことについては不満を表している。

「バルセロナはチェルシー戦の3日前に、クラシコに臨むことを強いられた。それは、とても難しい状況だ。私はイタリアで、金曜日にセリエAを戦う許可を得た。だが、ここでは私の主張は価値を持たないようだ」

試合内容については、次のように振り返った。

「ミスは少しだけだった。激しく、戦術的で、エモーショナルなインテンシティーによって争われた試合だった。2-1となった後には、両チームともミスを最小限とすることに務めていた」

「偉大な試合だった。終了後には我々が悲しみを感じ、彼らが幸せに浸ることになった。2年前の決勝では、ベルナベウのピッチに飛び出したのが私で、泣いたのがバイエルンだった」

マドリーの選手たちが、悲しみに暮れているとの見解は否定した。

「ロッカールームは誇りによって活気づいている。ピッチですべてを出し尽くしたのならば、落ち着いて家路につくことができるはずだ。選手たちが身を隠さなければならない理由などない」

ポルトガル人指揮官は、来季もマドリーを率いることを断言している。

「私の頭の中にあるのは、マドリーの人々と勝利を収めることだけだ。このグループの成長の余地は大きい。私に貢献できることがまだあると、クラブ、選手たちが考えていることを望む。そう望んでくれるのならば、私はここで続ける」

FWクリスティアーノ・ロナウドが、PK戦でシュートを止められたことについても触れた。

「ミスは犯すものだ。そしてPKを失敗するのは、シュートを打つ勇気があるからこそだ。私はクリスティアーノの方が(バルセロナFWリオネル・)メッシよりも優れている、またはその逆と言う過激な人間ではない。彼らは唯一無二の選手だ。今季はクリスティアーノの方がずっと良いがね」

「昨日はメッシがPKを決められず、今日はクリスティアーノだった。それでも、彼らのキャリアは続いていく。また今日のPK戦でのミスが(バイエルンGKマヌエル・)ノイアーのメリットであったのかは、私には分からない。しかし2時間もプレーした後に、PK戦に臨むことは簡単ではない。選手たちは凄まじい緊張感の中で動物のようにプレーし、PK戦に臨んだんだ」

MFエステバン・グラネロがエリア内で倒された際に、PKが吹かれなかったことについては、特に重要視しなかった。

「私は見なかった。CLの準決勝に関して、私は(誤審に関する)重大な過去を持つ。だが、その過去の中にこの試合を含めたくはない。私はこの試合を、今後5年間にわたって話すことができる。しかし昨季の準決勝(バルセロナ戦)や、ボールが枠に入らなかった準決勝(リヴァプール戦)とは違うものだ」

また、もう一方の準決勝で、バルセロナを破った古巣チェルシーについて言及。同チームのプレーが守備的であったとする人間を批判した。

「2年前のインテルのように、チェルシーを批判する連中がいる。しかし彼らは、その努力や戦術を何も知らない連中だ。私は、誰があの試合の英雄たちであったかを分かっている。チェルシーは決勝の舞台に立つにふさわしい」

決勝では、やはりチェルシーを後押しするようだ。

「この試合ではバイエルンが勝利し、私は対戦相手の決勝進出に少し幸せを感じることを覚えた。しかし、彼らが決勝で勝つことは望まない。私はブルー(チェルシー)に染まっているからね。ただ、偉大な試合となることを期待している」