豪州vs韓国 アジア杯優勝を争うライバルの直接対決を横目でプレビュー

どちらが首位通過?
アジアカップでの有力チームが見えてきた。やはり大会前の予想どおり、日本と韓国、オーストラリアがここまで全勝で予想どおりに優勝を争いそうだ。

17日には、オーストラリアと韓国がグループAの首位通過を懸けて第3戦で激突する。『GOAL』では、オーストラリア版と韓国版が、この重要な一戦を前に“直接対決”。 優勝を争うであろうライバルたちのプレビューを、横目でこっそり眺めてみよう。

<ここまでの戦いぶりは?>
オーストラリア:
開幕戦での少しのんびりした立ち上がり以外は、批判されるようなプレーを代表チームはしていない。エネルギーと意思を持って多くのチャンスをつくり、その多くをものにした。ティム・ケイヒルにかかる得点の重荷を軽くしている。

マッシモ・ルオンゴは、自分を計算できると思ってもらったいいと宣言しており、ロビー・クルーゼはベストの状態に戻ったようだ。負傷したマイル・ジェディナクの不在も気にならないほどだった。

韓国:
無失点で2勝しているが、内容が期待には程遠く、ムードは良くない。2勝できたのはとてもラッキーだったと言える。 ウリ・シュティーリケ監督がチームを率いてまだ数カ月で、チームが完璧なパフォーマンスを披露できないのは当然だが、これまでの試合の方がましだった。

ただし、少なくとも監督が求めるプレーをしようとはしている。よくボールを保持して、攻撃を試みてきた。 だが、アジアカップではそうしたものが見えてこない。これまで同様守備は不安定で、攻撃陣もパッとしない。風邪を引いてしまったため、選手たちのコンディションは最悪。韓国代表の医療チームはブラジル・ワールドカップ(W杯)で選手たちのコンディションをベストに保つことに失敗し、同じことを繰り返してしまった。メディアは落胆し、批判的になっている。


<ここまで目立っている選手は?>
オーストラリア:
オーストラリアのロケットスタートの裏には、ルオンゴがけん引する姿があった。だが右サイドバックのイバン・フラニッチ、攻撃的MFのジェイムズ・トロイージ、懸命に走るアウトサイドFWマシュー・レッキーらも、よくやっている。GKマシュー・ライアンも、いくつか素晴らしいセーブを披露した。 2試合を終えて悪いパフォーマンスは見られなかった。ルオンゴとフラニッチ、トロイージ、レッキーのエネルギーと献身性が、アンジェ・ポステコグルー監督のハイテンポのプレッシングゲームの成功の鍵となっている。

韓国:
正確なパスを放っているキ・ソンヨンが、絶対的に傑出している。だが、守備が不安定で攻撃が退屈な中、彼にできることはそう多くはなかった。少なくともオマーン戦の前半は、ボール保持で相手に劣っていた。


<鍵を握る選手は?>
オーストラリア:
もしオマーン戦で休んだトロイージが先発に戻ってくれば、ルオンゴとのコンビが、オーストラリアが賢くボールを使う際の鍵になる。クウェート戦やオマーン戦のようにはボール保持はできないだろう。少ないチャンスをものにし、ファイナルサードで効率を上げる必要がある。

韓国:
ソン・フンミンだ。風邪でコンディションはひどいものだが、韓国が得点するためには彼がベストの状態であることが必要だ。オマーン戦でも強い印象を残し、欠場したクウェート戦では「不在の在」を感じさせた。


<相手チームの最大の脅威は?>
オーストラリア:
キ・ソンヨンを封じ込めることが、豪州のFWとMFの重要なタスクになるだろう。ボールを持っていない時のオーストラリア代表は、キ・ソンヨンに引き金を引くようなプレーをさせなようにさせなければならない。また、ソン・フンミンも要警戒であることは周知の事実。

韓国:
ロビー・クルーゼだ。両チームともグループ突破が決まっており、親善試合のようになる可能性がある。だがクルーゼは自分の力を示し続けたいと思っているだろうから、ゴールへの執着心は韓国の不安定な守備への脅威となり得る。


<どんな結果に?>
オーストラリア:
良いスタートを切って、国民の期待はとてつもなく高い。今回も勝利をファンは求めるだろう。監督もメディアも、韓国戦に勝って首位通過する重要性を十分認識している。

韓国:
韓国がオーストラリアを倒して首位通過できるとは思わないし、今はそれは重要ではない。必要とされているのは、期待を持てるパフォーマンスで調子を上げることだ。盛り上がる内容で2-2にできたら上出来だろう。