宮間あやのサッカーフォーラム 第8回:アジアカップを終えて

なでしこジャパン主将連載コラム
【アジアカップを終えて】
皆さんすでにご存じとは思いますが、なでしこジャパンはAFC女子アジアカップ(以下アジア杯)で初優勝することができました。夜遅くの試合が多かったにもかかわらずたくさんの方々が応援してくださったということを聞いています。たくさんの応援本当にありがとうございました。

今回のアジア杯ではこれまでなでしこジャパンでプレーしていた選手が不在で、チームに新しい選手がたくさん加入してきました。準備期間中大阪で行った強化試合のニュージーランド戦ではお互いのコンビネーションや戦術理解が未完成の状態でした。今大会での強豪国との対戦では質の高いプレーを求められる厳しい試合が続きましたが、徐々に選手それぞれが自分の役割を理解し、チーム全体がいい方向へ向かっていけたと思います。

アジア杯は一度も獲ったことがないということで、とにかく獲りたい、男子も獲っているので女子も絶対に獲りたいという思いだけでした。大会中も簡単な戦いではないということを肌で感じながら、それでも獲りたいという思いだけで戦い抜いた気がします。特に決勝のオーストラリア戦はグループリーグ初戦で勝ち切れていなかったこともあり、勝ち切るという、より強い気持ちで臨むことができました。

「アジア杯優勝」という目標を達成したことはやはり嬉しいです。大会中にこれまでになかった新しい発見や、いい感触をつかめたことなど収穫もありましたが、同時に課題もたくさん見つかり、自分たちはまだまだだという思いがより一層強くなりました。来年のワールドカップまでなでしこジャパンとして活動できる機会は多くないですし、誰がその舞台に立てるのかはまったくわかりません。自分はこれまで通り、岡山湯郷Belleでできることをとにかくやり続けるだけだと思っています。

【なでしこリーグが再開して】
アジア杯が終わってリーグ戦が再開しました。私たち岡山湯郷Belleはアジア杯による中断期間前最後の試合で首位の浦和レッズレディースに勝利することができました。首位のチームに勝ち切れたということは中断期間への入り方としては悪くなかったと思います。この試合でももちろん課題は多くありました。ですが自分はなでしこジャパンの一員としてアジア杯に向かった為チームと一緒に練習することはできなかったので、「この結果に満足することなく、それぞれがそれぞれの場所できちんと自分にできることをやろう」という話をして別れました。

そして迎えたリーグ戦再開後最初の相手は2位のベガルタ仙台レディースでした。3位の岡山湯郷Belleとは勝ち点で並んだ上位同士の直接対決で、ホームゲームだったこともあり、絶対に勝ち点3が欲しい試合でした。結果的には勝つことができましたが、自分たちの思っているような試合運びができていたわけではないですし、先制を許してしまいました。もう一度気を引き締め直して前半戦の残り試合を勝ち切っていきたいと思います。

【ブラジルW杯について】
男子のW杯が開幕しました。世界中の素晴らしい選手たちがたくさん出場するので、自分もできるだけ多くの試合を見たいと思っています。中でも最も大事なのは日本代表への応援です。チームとしてどのような戦い方をするのか楽しみです。そしていちファンとして日本代表を全力で応援しようと思っています。皆さんも一緒に日本代表を精一杯応援しましょう!