DAZNマネーで補強!?河治良幸がJクラブにおすすめする狙い目の外国人選手9名/コラム

Jリーグはオフシーズンに突入し、国内外を問わず大物選手のビッグディールのうわさも少なくない。来季からはJクラブにDAZNマネーが入るため、例年よりも活発な移籍市場となる可能性がある。そこで世界中のサッカー選手をくまなくチェックするサッカーライターの河治良幸が今冬に獲得をおすすめしたい選手9名を紹介する。

2016のJリーグのレギュラーシーズンが終わり、移籍情報のうわさも喧しい12月。来季からJリーグへの分配金が増えるということもあり、ここは先行投資で強力外国人助っ人を補強したいと思っているJクラブも少なくないだろう。世界中のサッカー選手をくまなくチェックする河治良幸が今冬に獲得をおすすめしたい選手9名を紹介する。

■ディディエ・ドログバ(FW/無所属/コートジボワール/38歳)

言わずと知れたコートジボワールの英雄であり、ここ2シーズンはMLSのモントリオール・インパクトでプレーしたが、先月に退団を表明した。途中加入の初年度は11得点、今年は10得点と決定力はまだ錆び付いておらず、前線での強さと存在感も健在。Jリーグ参戦となれば“規格外”の存在となることに疑いの余地はなく、ネームバリューも現在フリーの選手では抜群だ。本人も多様な文化に触れることに強く興味を持っており、カナダのクラブを選んだ理由の1つとされている。セリエAのクラブが獲得に動いているとの報道もあるが、キャリアの終盤を全く異なる環境に求めるなら、Jリーグを選ぶ可能性もある。

■ミハ・ザイツ(MF/オリンピア/スロベニア/22歳)

近年Jリーグとコネクションが強いスロベニアで最も注目される1人であり、代表では数少ない国内組だ。ボランチながら推進力のあるドリブルと強烈なミドルシュートを有しており、中盤に高いインテンシティーを注入することができる。ちなみに代理人契約を結んでいるエージェントのL&Fは、日本人選手の和久井秀俊(ノーメ・カリュ)と同じ。

■パク・チュホ(DF/ドルトムント/韓国/29歳)

抜群の身体能力と気持ちの強さでチームに活力をもたらすタイプのDFで、クラブでは主に左SBを担うがCBをこなし、韓国代表ではボランチを任される。1対1の強さは折紙付きで、厳しいプレッシャーも寄せ付けない。2011年までJリーグでプレー。そこからスイスのバーゼル、ドイツのマインツでの活躍を評価され、昨シーズンから強豪ドルトムントに所属するが、ケガの影響などもあり、なかなか出場機会に恵まれていない。今季は若手選手の台頭に押されている。現在も韓国代表の主力であるが、シュティーリケ監督も周囲の風当たりが強くなる中で、徐々にクラブで試合に出ている選手を優先せざるをえない状況になっており、パクにとっても待ったなしの状況だ。29歳という年齢を考えても、馴染みのあるJリーグに戻りやすいタイミングでもある。

■ロマン・ヴァイデンフェラー(GK/ドルトムント/ドイツ/36歳)

長くドルトムントの守護神を務め、その実力は多くのファンが知るところ。現在は二番手を務めており、来年の6月に契約が満了になることから狙い目の選手だ。身体的な衰えが出て来ているとはいえ、冷静なセービングや正確なフィードなど、まだまだ十分に仕事ができることはカップ戦などで証明している。国際的な知名度も高く、彼のような選手がプレーすることで、新たな市場のルートを開くきっかけにもなるはず。筋金入りのプロフェッショナルとして知られており、日本人GKの良き見本にもなれる選手だ。

■ロドリゴ・カイオ(DF/サンパウロ/ブラジル/23歳)

リオ五輪ではマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)とCBコンビを組み悲願の金メダル獲得を支え、国内リーグに残る選手としては最高クラスのDFだ。今年5月にはセレソン(A代表)でデビューを飾った。ボランチの経験もあり、強靭な肉体かつ、技術がしっかりしており、長短のパスを蹴り分けられる。今年の夏にはスペインやセリエAの複数クラブが獲得に乗り出したが、残留を表明した。サンパウロはJリーグに縁の深いクラブでもあり、移籍を実現させるためにはそれなりの資金が必要になるが、タイトルを目標とするクラブなら狙うだけの価値は十分にある。

■カルロス・イバラグエン(FW/アトレティコ・ナシオナル/コロンビア/21歳)

クラブW杯で来日している南米王者の1トップのレギュラーを担い、ゴールを量産しているコロンビア期待の新星。とはいえコロンビアのA代表に名を連ねる同僚のミゲル・ボルハほど市場価値は高騰していない。将来的には欧州のビッグクラブでも活躍しうるタレントであり、だからこそ投資の価値もある。強靭な肉体を誇り、柔軟なポストプレーをこなす上に、縦に仕掛ける能力も高い。Jリーグはもちろんアジアでも規格外になりうる選手だ。

■ティム・ケイヒル(FW/メルボルン・シティ/オーストラリア/37歳)

プレミアリーグのエバートンなどで活躍し、日本代表を何度も苦しめてきたオーストラリア代表のレジェンド。90分のフル稼働は難しくなっても、圧倒的な空中戦の強さとシュート技術は相変わらず。JリーグのDFを大いに苦しめるだけの能力を維持している。現在はキャリアで初となる母国のクラブでのプレーを楽しんでいる様子だが、今年2月にはJリーグのクラブから連絡があったことを明かしており、再びオファーが届けば加入が実現するかもしれない。

■セイドゥ・ドゥンビア(FW/バーゼル/コートジボワール/29歳)

Jリーグから世界に羽ばたいた選手が再び日本に帰ってくるというのは素晴らしいシナリオだ。ドゥンビアは18歳で来日し、柏レイソルと徳島ヴォルティスでプレー。そこからスイス、さらにロシアで大きな飛躍を遂げた。現在はセリエAのローマが保有しており、スイスのバーゼルにレンタルされ、エースとして活躍している。ただ、来年には30歳を迎えることで市場価値が下がることを見据えれば、夏の市場に向けて獲得に動くことは可能だろう。

■クラース=ヤン・フンテラール(FW/シャルケ/オランダ/33歳)

オランダが生んだ正真正銘のストライカー。母国代表では同期にファン・ペルシー(フェネルバフチェ)がいたため輝かしい実績は築けなかったが、その実力は誰もが認めるところ。今季は膝の負傷であまりプレーできていないが、ゴール前の動きの質は現在もトップレベルだ。契約満了となる来夏に古巣アヤックスへの復帰も噂されるが、ベルトラン・トラオレやキャスパー・ドルペリといった若手が台頭しており、ビッグクラブ移籍を果たすにはもう少し経験を積ませたいところだろう。日本での知名度も高いため、得点力のアップに加え、スタジアムの集客にも大きなプラスになるはずだ。

文=河治良幸

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