後半は狙い通りの横浜FM、3バックに課題の磐田

横浜FM対磐田、監督・選手コメント
16日に行われたJ1第3節、横浜FM対磐田の一戦は、ホームの横浜FMが2-1で勝利した。

開幕から2連勝し首位に立つ横浜FM。この日は序盤から磐田の攻撃に押し込まれ苦しい展開となったが、セットプレーから先制すると、同点で迎えた後半は自分たちのペースへと持ち込みMF兵藤慎剛の決勝ゴールで2-1と勝利した。磐田も3バックが機能する場面も少なくなかったが、なかなか相手ディフェンスを崩すまでには至らず敗戦を喫した。

横浜FMの樋口靖洋監督が「今日は間違いなく難しいゲームになると選手に話しました」と言うとおり、序盤から磐田にペースを握られてしまったが、その原因を監督は「ボールは持たせてくれるけど、ウチのモビリティーが出せなかった」と話した。しかし、それでもセットプレーで点を取れるのが横浜FMの強さであり、その点については「よしとしたいと思っています」とコメントした。

後半から横浜FMが主導権を握り始めたが、樋口監督は「相手のディフェンスラインを動かさなきゃいけない。ディフェンスの裏に出て行く動き。そこにボールを入れて、そこに圧力をかけていく」ことを徹底させ「相手のディフェンスラインをひっくり返すことができた」と後半の戦いを評価した。

MF中町公祐も「相手の狙いが試合をやっていくうちに分かってきた」と話し、後半は「裏にひっくり返すようなボールを多くして、相手が自陣からつないでいかなきゃいけない状況が多くなって、そこで自分たちのディフェンスにはめることができた」と、後半は狙い通りに試合を運べたことに自信を見せた。

一方、敗れた磐田の森下仁志監督は「前半も、10人になってからもサッカーをしていたのは自分たちだった」と、磐田のサッカーが悪いわけではないことを強調した。ただ、「後半15分がもったいなかった」と話し、受け身になって前へ出られなかったことが敗れた原因だとコメントした。

今季から取り組んでいる3バックに関してDF伊野波雅彦は「まだまだ突き詰めていかなきゃいけない」と話すなど、どの選手もまだ手探りなところがある様子だった。「FWの2人にもっと当てていきたい」というコメントが一番多く、後方での組み立てはある程度できているが、前線へのパスがまだ合っていないようだ。

敗れはしたものの、森下監督に暗い雰囲気はなく「必ず巻き返して、優勝を狙いたい」と力強くコメントして会場を後にした。


取材・文/猪熊脩登