横浜FM・齋藤:「ドリブルで違いを出せると思った」

横浜FM対湘南、選手・監督コメント
3月2日に行われたJ1第1節の横浜FM対湘南は、4-2で横浜FMが勝利を収めた。

勝利を収めた横浜FMの樋口監督は「2013年シーズンを勝ち点3でスタートできたという結果については喜びたい」とコメントしたものの、修正しなければならない点があると話した。

前半、相手に主導権を渡してしまったことに関しては「ボールの奪いどころがいつもとは違ったところが、リズムを作りきれなかった要因」と反省していた。

ハーフタイムには「セカンドボールに出ていくことを徹底しないとうちのリズムが出ない。なので、もっとワイドにボールを動かして、相手のディフェンスラインの裏に、1人だけでなく2人出ていこうという話をしました」とコメント。後半逆転を許したものの、結果として白星を手にした。

途中出場のFW齋藤学については、「学は、(怪我の影響で)メンバーに入れられるかどうかという状態でしたが、メディカルスタッフも非常に頑張ってくれて間に合わせてくれました。彼のドリブルがかなり生きて、完全に流れをつかめた」と、59分から出場し、1ゴール1アシストと勝利の立役者になった活躍を称賛した。

その齋藤は、「5年目にしてやっと日産(スタジアム)初ゴールです」と笑顔を見せた。ベンチからチームの戦いを見ていて「ボールは回せていたが、(自分が入ることで)ドリブルで違いを出せると思った」と述べた。

一方、湘南のチョウ・キジェ監督は開口一番「多くのサポーターの方が、大きな声援をくれたことに心から感謝したいと思います」と応援してくれているサポーターに感謝の意を表した。

この試合、横浜FMのシュート数は19本、湘南のシュート数は12本と、横浜FMよりも7本下回ったが、「3年前、ここで29本シュートを打たれて何もさせてもらえなかったが、この3年間で少しはクラブも選手たちも、成長してくれたと思っています」と語り、「勝つことができなかったので、全部、敗戦の弁になりますが」と前提を置いた上ではあったが、J1でも戦っていけるという自信も垣間見えた。

前半は完全に湘南の流れで試合が進んだが、後半に入ってからペースが横浜FMに傾いてしまったことに関しては、「J1の経験がない選手たちなので、彼らが無意識にリードを守らなければいけないという気持ちが出て、ボールを失う場所が悪くなってきてしまった」とコメント。

「課題はあったが、悪いところはなかった」と話すチョウ監督は、「誰もうちが2-1でリードしていることは予想していなかったと思う。どうしようかは、私の伝え方やマネジメントが不足していたと思います」と反省の弁を述べた。

ただ、「ゲーム運びなど、いろいろありますが、90分間、彼らが今日体感した自分たちの良いところ、悪いところが次につながるような試合だったと思います」と力強く話し、その視線は、次の試合を見据えていた。

取材・文/三浦有喜