横浜FMが湘南との乱打戦を制し白星発進

一旦逆転を許すも再逆転
3月2日に行われたJ1第1節の横浜FM対湘南は、4-2で横浜FMが勝利を収めた。

2013年シーズンの開幕戦。昨シーズン4位で惜しくもACL出場権を逃し、雪辱にかける横浜FMと、J2で2位になり、J1に3年ぶりに舞い戻ってきた湘南の対戦となった。横浜FMのシステムは4-2-3-1、一方の湘南のシステムは、3-4-3。

12分、キリノのポストプレーから右サイドの梶川が抜け出し、クロスのこぼれ球に古林が反応してシュートするも、惜しくも枠外に外れてしまう。16分にはキリノが左サイドで抜け出し、そこから逆サイドの古林へパス。ダイレクトで合わせるが、これも防がれてしまった。序盤は湘南ペースで試合が進んだ。

湘南は中盤のハン・グギョン、永木を中心にボールを散らし、リズムをつかむ。守備もマルキーニョスに対してかなり激しくチェックにいくなど、高い位置でプレッシャーをかけ続け、横浜FMを自由にプレーさせなかった。対する横浜FMは、湘南の強いプレッシャーにうまくボールを回すことができない。右サイドから攻め上がり、クロスを上げる形を何度かつくるも、それもうまく合わなかった。

この後も流れは湘南だったが、40分、左サイドを突破しようとした中村を湘南の永木が倒し、FKを与える。そのFKを中村が直接決めて、横浜FMが先制点をあげた。

しかし、湘南はすぐに反撃に出る。41分、キリノにボールが渡ると、相手のプレスが甘いところを見逃さず中に切り込み、そのままゴールに突き刺した。この得点で、前半は1-1の同点で折り返す。

後半に入ると、横浜FMが序盤から攻め立てる。52分にはドゥトラが左足で強烈なシュートを放つが、これはGK阿部が弾き出して得点にはつながらず。その後は一進一退の攻防が続いた。

59分、横浜FMの樋口監督は端戸に代えて齋藤を投入。攻撃の活性化を図った。

しかし61分、湘南が逆転する。ドゥトラからボールを奪ったハン・グギョンが、キリノにパス。パスを受けたキリノは、中澤をうまくかわしてそのままドリブルでゴールへ向かう。GKとの1対1は右足アウトサイドで落ち着いて流し込んだ。

対する横浜FMは65分、中盤からのボールに抜け出したマルキーニョスがダイレクトでシュートを放つも、ここでもGK阿部がナイスセーブ。しかし、徐々に横浜FMに流れが傾き始める。

攻撃の手を休めない横浜FMは74分、何度もドリブルを仕掛けていた齋藤が、左サイドからクロスを上げる。そのボールに中で待っていたマルキーニョスが合わせて、同点に追いついた。

そしてついに82分、横浜FMが逆転に成功する。中村からボールを受けた齋藤がマルキーニョスに当てようとしたパスはつながらなかったが、ボールがこぼれてきたところを自分で拾い、左足一閃。途中出場で結果を出した。さらに90分+3にはマルキーニョスがPKを落ち着いて決め、4-2。試合はこのまま終了した。

乱打戦を制した横浜FMが開幕勝ち点3を手にした。

取材・文/三浦有喜