マドリーからレンタル中のL・シウバ、マルセイユで会長と監督の板挟みに

レアル・マドリーからマルセイユにレンタル中のMFルーカス・シウバが、苦境に立たされているようだ。フランス『レキップ』やスペイン『マルカ』が報じた。

今夏マドリーからマルセイユにレンタル加入したL・シウバ。同選手の獲得は、現役時代にマドリーの選手として活躍したミチェル監督の要望だったといわれている。つまり、ヴァンサン・ラブルン会長をはじめとするクラブ首脳陣はブラジル人MF獲得を望んではいなかったということだ。

今冬の市場で補強を行おうと考えていたマルセイユは、アンデルレヒトから関心があったL・シウバを放出する意向だった。だが選手自身が難色を示したことから、移籍は破談に。これに不満を感じたクラブ側は3日に行われたリーグアン第24節モンペリエ戦直前、L・シウバに遠征に向かうバスから降りるよう命じたとされる。

L・シウバに対する仕打ちはここで終わらなかった。サンダーランドからMFスティーブン・フレッチャーをレンタル獲得し、ニューカッスルMFフロリアン・トヴァンの復帰も決まったマルセイユは、ヨーロッパリーグ(EL)に新加入2選手を登録するためL・シウバを同大会の登録リストから外している。

一方で、ミチェル監督はクラブの対応に不快感を示している。指揮官はL・シウバを放出するのであれば、守備的MFを1人獲得するようにクラブに求めていたものの、この願いは叶えられなかった。それだけではなく、先のアウェー戦のメンバーとELの登録リストからブラジル人MFを外され、怒りを募らせているという。

しかし出場機会を得られないのであれば、選手は移籍に傾くしかない。今移籍するのであれば、欧州のマーケットは閉まっているため、母国ブラジルかアジアの市場に頼る必要がある。L・シウバ自身は「マルセイユに残留する。ブラジルに戻ることは、僕の頭にもレアル・マドリーのプランにもない」と述べ、移籍を否定している。