ピッチに戻ってきた不死鳥バトシュトゥバー「ケガから復帰するのは今回が最後」/インタビュー

ドイツ代表DFのホルガー・バトシュトゥバー。若くしてバイエルンの最終ラインを支えることになった逸材ながら、2012年に襲った悲劇、十字靭帯の負傷をきっかけに、そこから何度大けがでの離脱を繰り返してきただろうか……。しかし、その度に不屈の闘志を持ってピッチに戻ってきた。ブンデスリーガ第9節で、259日ぶりに戦列復帰を果したバトシュトゥバーがその胸中を語る。

ドイツ代表DFのホルガー・バトシュトゥバー。2012年の十字靭帯負傷をきっかけに、そこから何度大けがでの離脱を繰り返してきただろうか……。しかし、その度に不屈の闘志を持ってピッチに戻ってきた。ブンデスリーガ第9節で戦列復帰を果したバトシュトゥバーがその胸中を語る。

――ホルガー、君は何度も大けがでの離脱と復帰を経験することになってしまったね。今回の復帰(10月29日に行われたブンデスリーガ第9節のアウグスブルク戦で後半から途中出場)後の気持ちを教えてくれる?

復帰するのは今回では最後! 確信しているよ。そして、ファンが僕に掛けてくれた言葉に本当に鳥肌が立った。アウグスブルクでのアウェーゲームだったけど、相手のファンからも大声援を受けた。心から感動したし、本当に感謝の気持ちでいっぱいだよ。これからは継続的にピッチに立ち続け、常にチームに貢献できるように努力し続けるよ。

――確認しておきたいんだけど、今回の復帰が最後っていうのは、もし次に大きなケガを負ったら現役を引退するという意味ではないよね?

「ケガをすることなくプレーする」ということを心に誓ったんだ。もうケガはしたくないし、継続的にパフォーマンスを上げていく。もし、また離脱することになったらそれは大変だね。けど確信があるんだ。だから自信を持っているし、ポジティブな気持ちだよ。

――手応えを感じているみたいだけど、何がそうさせているのかな?

今のところ本当に良い感触があるんだ。もちろん、これからもケガに気を付けながらピッチに立ち続けることが必要だとは思う。でも継続的にプレーできているうちは、喜んでそうするよ。ようやくサッカー選手としてのキャリアを継続させることの自信を身につけたから、気持ちも晴々としているよ。

――期待して良さそうだね。

ああ、そしてさらに成長もできると思うんだ。どの選手も自分の体には気をつけなければならないけど、僕の場合は特にだね。自分の体を良く観察して、足りない部分を補っていく。今は自分の体のことが分かっているし、トレーニングへの良い取り組み方を見つけたんた。

――現時点での状態は何%くらい?

具体的な数字で言い表すことは難しいし、もちろんまだ完全なベストというわけではない。チーム練習に復帰(10月)して1カ月が経過した。トレーニングしながらコンディションをもっと上げていかないといけないけど、ピッチから遠ざかっている時間も長かったから、感覚を取り戻していくには時間が必要な部分もある。だからまずは試合に出ることが重要。これからどんどん本調子に持っていくさ。

――(カルロ)アンチェロッティ監督からの信頼は大事な要素?

今回、アウグスブルク戦で2-1の状況で(63分から)投入されたのは、予定通りではなかったんだ。トーマス(ミュラー)がPKを外す予想外の事態もあって、3-0にリードしていれば、監督も僕を出しやすかったと思う。でも、そんな1点差の緊迫した状況でも、アンチェロッティは僕を信じてピッチに送り出してくれたんだ。僕への信頼を感じることができて本当にうれしかったよ。彼は僕がピッチに戻るために懸命にリハビリを続けてきて、チーム練習でもみんなと同じメニューをこなしながらチャンスを待っていたことをよく理解しているからね。ただ、これからが本番だ。チームに貢献し続けることで、さらなる信頼を勝ち取っていきたいと考えているよ。

――ずばり今の目標は?

継続的にパフォーマンスを上げていけるように、プレーしたいと思ってる。去年も(ヨアヒム)レーブ監督から声が掛かって代表には選ばれたけど、大舞台からは遠ざかっているからね(バドシュトゥーバーは2010年のW杯、2012年のユーロのメンバーにも名を連ねていた)。そのユニフォームをまた着られるようになりたいね。そしてもう一度選手として上の世界を見てみたいんだ。でもまずは地道にピッチに立ち続けることだね。これが一番大切なことだと思っているよ。

取材・文=ニクラス・ケーニッヒ/Niklas Konig

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