ブンデス、ヤングスター候補名鑑!16−17シーズンに注目すべき若手7選手とは?

“NEXT サネ”になるのは?

8月26日に開幕するブンデスリーガは近年、ヤングタレントの宝庫と化している。その象徴的な存在だった20歳のレロイ・サネが今夏、ドイツ人史上最高額となる移籍金5000万ユーロ(約55億円)でシャルケからマンチェスター・Cへと旅立った。空前のビッグディールに、同世代の有望株たちは大きな刺激を受けたはずだ。

果たして、サネに続く新星は現れるのか? 新シーズンでのブレイクが期待される10代の逸材を厳選して紹介する。

■ウスマン・デンベレ(ドルトムント)

生年月日:1997年5月15日
ポジション:ウイング

10代の移籍金にしては高額の1500万ユーロで、ドルトムントに加わった生粋のドリブラー。昨年11月にレンヌでプロデビューを飾ると、リーグ・アンで12得点、5アシストを記録し、母国のフランス以外にもその名を大きく轟かせた。自身初の国外リーグで飛躍を遂げるには、まずはチーム内での熾烈な定位置争いを勝ち抜く必要がある。

ブンデスリーガの舞台でも十分に通用しうるのは、やはり持ち味のドリブルだ。とりわけ前方にスペースが広がっている際のスピーディーな仕掛けは特筆に値する。DFLスーパーカップとドイツカップ1回戦で浮き彫りになった課題、状況判断力や球離れの悪さを改善できるかが、1年目でのブレイクの成否を左右しそうだ。

■フェリックス・パスラック(ドルトムント)

生年月日:1998年5月29日
ポジション:サイドバック、ウイング

ドルトムントの下部組織が輩出した「マリオ・ゲッツェ以来の才能」と謳われる俊英で、15-16シーズンのU-19ブンデスリーガでは、左右のウイングを主戦場としながら17得点をマーク。チームをドイツ王者に押し上げる原動力となった。ブンデスリーガではクラブ史上9番目の若さとなる17歳278日でデビュー済みで、すでに3試合の出場経験を持つ。

トップチームでのフル稼働が期待される今シーズンは、一気にレギュラーまで上り詰めるチャンスが到来している。先のDFLスーパーカップとDFBカップ1回戦ではポーランド代表のウカシュ・ピシュチェクを押しのけ、右サイドバックとしてフル出場。フランク・リベリと激しい肉弾戦を展開するなど、ビッグネームにも怯まない強靭なパーソナリティーを見せつけた。

■ヨハネス・エッゲシュタイン(ブレーメン)

生年月日:1998年5月8日
ポジション:FW

1歳上の実兄とともにブレーメンに所属しているストライカーの至宝で、15年のU-17ワールドカップで得点ランク2位の4得点を記録。それ以上に圧巻だったのはU-19ブンデスリーガでの活躍ぶりで、26試合で33ゴールを量産した。すでにドイツカップ1回戦のロッテ戦でプロデビューを飾っていて、主軸のクラウディオ・ピサーロやマックス・クルーゼが負傷離脱しているブレーメンFW陣の救世主的な存在となる可能性を秘めている。

抜群の決定力やゴール前での冷静なフィニッシュはレジェンドのユルゲン・クリンスマンに通ずるものがあり、ドリブルからシュートに持ち込む動作もスムーズだ。マンチェスター・Uやバイエルンも注視する18歳が、一大旋風を巻き起こすかもしれない。

■ファビアン・ベンコ(バイエルン)

生年月日:1998年6月5日
ポジション:攻撃的MF、セントラルMF、サイドハーフ

広い視野を活かしたパスワークや足下の柔らかいテクニックに加え、創造性豊かなプレーが光る左利きのMFで、ダビド・アラバ以来となるトップチーム定着が期待されるバイエルンの生え抜きだ。主力の合流が遅れたプレシーズンにアンチェロッティ新監督へのアピールを実らせ、ドイツカップ1回戦で公式戦デビューを果たした。

フィジカルがまだ発展途上の段階で、右足の精度などプレー面の課題も少なくない上、当面はセカンドチームで研鑽を積む見込みだが、アンチェロッティの秘蔵っ子としてメキメキと頭角を現しても不思議はない。

■エムレ・モル(ドルトムント)

生年月日:1997年7月24日
ポジション:ウイング

170cmにも満たない小兵アタッカーで、“トルコのメッシ”の異名をとる。軽やかなステップワークと繊細なボールタッチを駆使したドリブルで敵陣を切り崩し、強烈なミドルや正確なクロスに持ち込むのが十八番だ。まさに観る者を楽しませるプレーを得意としており、ドイツの大柄で屈強な守備者を翻弄する場面をいくつも生み出しそうだ。

トルコ代表の最年少メンバーとして参戦したEURO2016で1アシストを決めるなど、大舞台での勝負度胸も満点。前所属先のノアシェランでプロデビューしたのは同期入団のデンベレと同じ昨年11月で、猛スピードで出世街道を突き進んでいる。

■ベンヤミン・ヘンリヒス(レバークーゼン)

生年月日:1997年2月23日
ポジション:サイドバック、セントラルMF

7歳の時にレバークーゼンの下部組織に入団し、U-15から各年代のドイツ代表に名を連ねてきたエリート。15年9月のドルトムント戦でプロとしての記念すべき第一歩を刻んだ。ユース時代は中盤ならどこでもこなせるマルチロールとして鳴らしていたが、アスリート能力と戦術理解力の高さを活かし、シュミット監督率いるトップチームではサイドバックが主戦場となっている。

1つのロールモデルになるのは同じくユース時代はMFを務めていたが、左サイドバックとして大成したドイツ代表のヘクター(ケルン)だ。

■ヴィクター・オシムヘン(ヴォルフスブルク)

生年月日:1998年12月29日
ポジション:FW

来年1月のヴォルフスブルク入団が決まっているナイジェリアの新星。15年のU-17ワールドカップで10ゴールを量産し、母国の世界制覇に大きく貢献した。爆発的なスピードと抜群の決定力が最大の魅力で、ドイツの水にすんなりと馴染むようなら、ポジティブな驚きを提供するはずだ。チームにはドイツ代表のゴメスという格好の手本が存在するだけに、日々のトレーニングだけでも得られるものは多いだろう。

文=遠藤孝輔

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