バイエルン、ザマーSDの退任希望を受け入れて契約解消 「大きな名誉だった」

脳の病気は完治するも、現場復帰を希望せず

バイエルン・ミュンヘンは10日、マティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)と双方合意の上で契約解消に至ったことを発表した。同SDは、脳の病気の経験がバイエルンでの仕事に対する考え方に影響したと明かしている。

2012年7月にバイエルンの幹部に招へいされたザマーSDは、脳の血管障害を患っていることが今年4月末に明らかにされ、その後は治療に専念していた。病気を克服した同SDは今回の発表で、バイエルンを去る決断について次のように説明した。

「健康面では完全に回復できた。広範な検査により、100%の健康体であることが証明されている。ここ数週間は日常の業務から距離を置いて、色々なことについて考える機会と時間を持つことができた。たとえば、家族のことやバイエルンでの仕事のことについてだ」

「バイエルンのSDを務めるということは、週7日、1日24時間、すべてのエネルギーをクラブとチームに注ぎ込み、公の場に立つことを意味する。そのような仕事を務めることを、現在の私は望んでいない」

バイエルンは「ファンタスティックな日々を与えてくれて、今回の決断に理解を示してくれた」として、ザマーSDはクラブに感謝の意を表している。在任中に「チームは圧倒的な力と安定感で主要タイトルを10個獲得した」と振り返り、「私にとって大きな名誉だった。さようなら」と別れを告げた。

バイエルンのカール・ホプフナー監査役会会長やカール=ハインツ・ルンメニゲCEOも、それぞれザマーSDへの感謝の言葉を述べている。ルンメニゲCEOはその上で、同SDが務めていた仕事について「4月以来すでに実施しているように、現存の組織内で振り分けることになる」と述べ、当面は後任を置かないことを明かした。