引いて守って勝ち点1に満足しない長谷部が語る、「アーセナルとフランクフルトとの差」

圧倒的な強さを誇る王者を止めたことは、それだけで快挙と言えるだろう。だが、フランクフルトMF長谷部誠は、守備を固めて勝ち点1を獲得したことだけに満足していない。ブンデスリーガ公式ウェブサイトが、試合後のコメントを伝えている。

フランクフルトは30日、ブンデスリーガ第11節でバイエルン・ミュンヘンとホームで0-0と引き分けた。ブンデス記録の開幕10連勝を達成していた王者から、リーグで初めて勝ち点を奪ったチームとなったのだ。

長谷部も「全員が集中して守れた」「ゼロで抑えられたのは良かった」と、9試合で33得点を挙げていたバイエルン相手のクリーンシートに満足している。

だがそのうえで、長谷部は「こういう相手に対して、もう少しプレーしたい」ともコメント。「勝ち点を取れたことは非常に大きい」としつつ、「ただ、やっているほうとしては、もう少し攻撃もやりたい部分もやっぱりある」と、守備一辺倒の戦い方に満足しているわけではないことも強調した。

興味深いのは、チャンピオンズリーグでバイエルンを沈めたアーセナルとの違いに触れた点だ。バイエルンを止めるだけではなかったアーセナルとの差こそが、フランクフルトに足りないところだと長谷部は指摘している。

「(フランクフルトと同じような同じようなやり方をしたアーセナルが)カウンターのクオリティー、ボールを取ってからのクオリティーが明らかに自分たちとは違う」

「アーセナルはそういうところを突いてしっかり点を取れたし、自分たちはその攻撃のクオリティーが足りないと感じましたね」

右サイドバックとしてプレーした長谷部は、バイエルンMFドグラス・コスタとマッチアップだった。「そんなに危ないなという場面はなかった」という長谷部は、手ごたえを感じたようだ。

「彼はかなり速いので、スピードに乗らせると止められないなというのはありました。何回かやられましたけど。ああいう選手と対戦するのは楽しいです」

最後に、バイエルンMFアリエン・ロッベンがペナルティーエリア内で倒れたシーンについて振られると、長谷部は笑顔で「あれはシミュレーションだったので」と答えている。