フランクフルト、シャーフ監督が辞任 クラブ幹部が他監督と接触していた?

フランクフルトのトーマス・シャーフ監督が26日、辞任を発表した。2016年までの契約を結んでいた指揮官だが、幹部の一部に対する不信感がその決断につながったようだ。

日本代表MF長谷部誠と乾貴士が所属するフランクフルトは今シーズンを9位で終え、周囲はそのパフォーマンスに満足の様子だった。しかしクラブ内部では、シャーフ体制を全面的にサポートするヘリベルト・ブルッフハーゲンCEOと、財務役員のアクセル・ヘルマン取締役をはじめとするシャーフ監督を疑問視するグループが対立していたという。

ドイツ『ビルト』では、数週間前から監督とチームとの間のコミュニケーション欠如などを指摘するコメントが取り上げられ、シャーフ監督の今季限りの退団の可能性が報じられていた。プレーヤーたちはそれを否定してきたが、指揮官本人はその自身に関わる報道は耐え難いと感じていた模様だ。

シャーフ監督は声明発表でチームづくりやファンの反響、順位を9位で終えたこと、ブンデスリーガ得点王を出したチームの攻撃力の高さなどに触れ、「我々は求められた任務だけではなく、それ以上を達成した」と仕事には満足していると述べた。一方で「だからこそ、この決断をより残念に思っている」と続け、以下のように辞任決断を説明している。

「公で私の仕事に関して残されたコメントや描かれたイメージは、メディアでは信じ難い不可解な非難や言いがかりとなって示されたが、私はそれを受け入れることができないし、そうするつもりはない。だから、別れの時が来たのだ」

また『キッカー』によると、ブルッフハーゲンCEOに知らせずにフランクフルトの役員がレヴァークーゼン下部組織のザシャ・レヴァンドフスキ総監督と接触したことがシャーフ監督の辞任決断をダメ押ししたという。

14年間ブレーメンの監督として過ごし、一時代を築いたシャーフ監督だが、フランクフルトではわずか1年で去ることになった。